12月26日(日)新潟で算数の研究会に参加してきました。
研究会のテーマは「算数を愉しもう」です。
このテーマを軸に浜浦小教員、筑波大学付属小学校の教員による授業が公開されました。
特に、授業場面として扱われていたのは、「話し合い活動」の場面です。
既習事項を活用して問題解決に当たるような課題が設定されていました。
この部分は本校の研究でも柱として考えている部分であり、参考にできる取り組みが随所に見られました。
(1) 隣同士の話し合い
浜浦小学校で参観した授業で特に多く見られたのは、隣同士の話し合いです。
例えば、次のような場面で取り入れられていました。
・自分の考えを伝える
・全体で発表した友だちの考えについて解釈する
・自分がわかっているかどうかを評価する
授業を参観した6年生の担任は、隣同士の話し合いについて次のようにねらいを語っていました。
「自分の考えを、隣同士という小さなコミュニティで考えをすりあわせ、自信を持ったり、修正したりする。」
この後に続く全体での発表へのステップとしてペア学習を行、一般的なやり方だと思います。
また、その後、2、3時間目に授業を参観した筑波の教員も隣同士の話し合いを一時間の中で何度も取り入れていました。
例えば、全体の場での発言について隣同士で再現させたり、発言を途中でストップさせてその続きを隣同士で考えさせたりといった具合に、です。
隣同士の話し合いが発言を全体のものにしたり、良い考えを共有したりすることを目的にして行われていました。
私自身、こういったねらいで隣同士の話し合いを使ったことがなかったので、おもしろい方法だと思いました。
隣同士の話し合いは短時間で手軽に行うことができます。
授業への全員参加という視点から使えそうな技術だと思いました。
いずれにしても、授業で子供たちに何かやらせるからには、その目的がは何か、教師が明確な意図を持つことが大切だと考えました。
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