2016年5月12日木曜日

ヨサコイの激変について

今日の5時間目、体育でヨサコイをしました。
授業の終わりに両クラスの担任がいたく感激し、
涙が出そうなくらいの激変ぶりでした。
今週一番のいい気分で一日が終わりました。
四月から一か月を一緒に過ごしてきて、感心するところがたくさんありました。
前向きにいろんなことに挑戦してくれることも嬉しいです。
一方、課題もいくつか見えてきました。
その一つがヨサコイのような表現活動で一生懸命な自分を出すことに対する抵抗感です。
高学年にありがちなことですが、「頑張ることがかっこ悪い」「真面目にやってバカみたい」「そんなことに真剣にならなくても」「どうせオレできないし…」そんな空気を感じていました。
今日は、そんな自分たちをまず客観的に見て、次に過去の6年生が踊った映像と比べました。
ここで多くの子供たちは自分たちに足りないことを感じてくれたようでした。
そこで、さらに、ここにとどまろうとは考えていないこと、もっと上のレベルを目指していることを別の映像で見てもらいました。
ここで子供たちの表情が変わりました。
一回、今できる精一杯をやろう、と言って踊ったのが激変のおどりでした。
実は技術的な指導はほとんどしていません。
そういう意味ではこれからまだまだ伸びしろがあります。
今日、子供たちが変わったのは、「真剣さをカッコイイ」と思えるようになったこと、「一生懸命は気持ちいい」に気付けたこと、「みんなでがんばると変われる」ことを実感できたこと、です。
コップが上を向いたらあとは注ぐだけです。
こんな風にこちらの話を素直に受け止め、変わろうとしてくれる子たちの姿が嬉しく、そんな気持ちにさせてくれた子供たちに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
今日のヨサコイもビデオに撮ったので、もう一度、子供たちと確認して自分たちの変容とこれから挑戦しようとしているゴールとの差を考えていきたいと思いました。

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