2016年9月12日月曜日

これぞ6年生

これぞ6年生!という家庭学習。
社会科のテストの前日に単元のポイントを整理していました。
当然、テストは両面パーフェクトです。
この子、印象的だったのは月曜日の授業のことです。
「明治維新の改革について自分ならどう評価するか点数を付け、理由を記述する」という学習を行いました。
点数はさっと付けたもののその後の理由の記述がされていませんでした。
机間巡視をしていて気になったので、
「なぜこの点数なの?」とたずねてみると、
教科書のページをさっと開いて、
「ここに~と書いてあるから、私は○点だと思いました。」としっかりとした理由を伝えてくれました。
僕が想定していないようなところを指摘されて、鳥肌が立ちました。
「そこ、書いたらいいよ!」と伝えると、
「いや~(笑)」とにこにこ。
勘や印象ではなく、しっかりと自分なりの考えをもっていること。
教科書の細かな記述まできちんと読み込んで考えていること。
誠実な子だなあと思いました。
結局、そこでは理由を記述できなかったものの(全体の時間設定もあったので書けなかった部分は口頭で説明するように指示)、授業の終わりにもう一度、同じ質問(憲法制定、国会開設を加えて再度評価)をしたときには理由まで記述していました。
この子を見ていて、自分が「理由を書きなさい→書いていない→ダメな子
」みたいな図式で評価していなかったかなと振り返ってみました。
「書けない」、「書かない」にはその子なりの理由があって、そこに寄り添うことで、こちら側が教えられることもたくさんあるなと思います。
指示や発問がまずいことや適切な資料を提示していない場合だって多々あります。
もちろん、単純に「めんどくせー」とか「おれできないもーん」みたいな子を見取った時には厳しく「勉強なめんな!」と指導します(笑)。

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