2010年2月27日土曜日

校務用PCについて

先日、学校で職員用の校務PCが配付されました。
OSはWindows Vista Business、CPUこそ価版のプロセッサであるCeleronですが、メモリが2GB搭載されているので起動、動作ともに特に不満はありません。
アプリケーションとしてはWord、Excel、PowerPointなどがインストールされているので、校務に使うPCとしては必要十分です。
校内で扱う文書は個人情報の宝庫なのでセキュリティを考えると校務用PCが配付された意義は大きいと思います。
自分はこれまで職員室用にデスクトップを一台置いて、仕事用に使っていました。
(校内で仕事に使っているPCを外に持ち歩くようなリスクは背負いたくないので。)
今回せっかく支給されたPCがあるので、これを校務用に使うことにしました。
実用的なPCで今のところいたって快適です。

PCと同時に職員室にファイルサーバが入りました。
このサーバはRAIDに対応しているようで強固にデータを守ってくれます。
さらに、サーバーのデータは毎週一回バックアップがとられるとか。
校内で扱うデータは無くしてはいけない大切なものばかりなので、この辺しっかりと考えてくれているのだなと思います。

早速、自分にあたったPCには私が授業をしている時間にデータをサーバ内の個人フォルダに同期するように設定をしました。
こうしておけば万一、PCがクラッシュしたり、必要なデータを誤って削除したときに安心です。
上手くいくようなら職員室の他のPCにも設定することを提案したいと思います。

さて、支給されたばかりのこのPC、使う側が適切に理解して、よりよく使っていかなければと思います。
与えられた環境の中で最大限のパフォーマンスを考えることが創造的な仕事の仕方だと思います。

2010年2月23日火曜日

作文

国語で作文の学習を行いました。
今回は「まじめ」な作文です。
教科書にある単元で作文の技法や段落の構造について学習し、
自分たちが取り組んでいる寺子屋運動をテーマに作文を書かせました。

評価のポイントは以下の3つです。
・段落ごとの役割を適切に理解し用いることができたか。
・指導された表現技法について理解し、適切に使うことができたか。
・読み手に自分の心の動きがわかるように書くことができたか。

先週の木曜日に下書きを行い、昨日、清書でした。
どの子も集中して取り組んでいたので、仕上がりはなかなかです。

作文は体力を使うのか、終わったらみんな口々に
「おなかすいたー」
「やっと給食だー」
などと言っていました。
その気持ち、とってもよく分かります。
だって、先生も2時間集中して作文を読み続け、添削し続けたので、もうフラフラでしたから。(笑)

作文は面倒がる子も多い学習ですが、
「いやだー」とか「書けない」とか言う子がいなかったのがいいことでした。
まあ、口に出すと怒られるので、言わないだけかも知れませんが…。(苦笑)

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「こんにちはー!」
 元気よくあいさつしようと思うけど、どうしても声が小さくなってしまいます。そんな始まり方で、ニュースのさつえいはいつも進みます。私達は今、ユネスコ世界寺子屋運動を伝えるための、ニュースを作っています。
 私は、○本さんとアナウンサーをやっています。でも、けっこうむずかしくて、大変でした。一番大変だったのは、げんこう作りです。そう思ったのは私だけでみんながどう思っているのかはわからないけど、そう思います。げんこうは、○本さんといっしょに作りました。でも、どんな事を言えばいいか、どんな言葉で伝えればいいかわからず、悪戦苦闘しながらも、げんこうを書き終えました。
 げんこうを書くよりもさつえいの方がかんたんで、おもしろかったです。やっている事は、げんこうを読んでいるだけです。それでも、楽しかったです。かざりつけをしたり、げんこうを作ったり、それが世界の人達の役に立ってくれればいいと思います。最初は、しっかりできるか、ドキドキしていたけど、しっかりできて良かったです。みんなで協力したりして、がんばったので良くできたのだと思います。
 世界には、文字の読み書きのできない人がたくさんいます。学校に行けず、働いている人が、たくさんいます。一生けん命よびかけると、いろいろな人がハガキをくれました。石狩には、こんなにやさしい人がたくさんいるのだと思うと、とてもうれしくなりました。
 国の中で戦争をしなければ、地雷をうめなければ、今のように貧しいくらしにはならなかったと思います。同じ地球に住んでいて、困っている人がいます。その人達を助けたいと思う気持ちは、大切だと思います。私はそんな気持ちを持つ人が一人でもふえてくれればいいと思います。(S)


「じゃあ、私はかいらんばんにはさめてもらう文章を書くね。」
 私たちは今、寺子屋運動の活動のことでかいらんばんに入れる文章を書いています。
 総合の時間に私たちは寺子屋運動のことを勉強しました。この活動に協力して書きそんじハガキを集めるために文章や、電話番号を調べたりします。最初、みんなで役わりを決めました。
「千○ちゃんは、電話をかけてね。」
「友○君は、電話番号を調べて来てね。」
私は、文章を書き始めました。一生けん命考えました。でも、あまり書けませんでした。その時、海○ちゃんが教えてくれました。それで、最後まで書くことができました。
 次は、しょく員室にもって行って、コピーをしに行きました。だいたい300枚くらいをコピーし、リーフレットも同じ枚数300枚をコピーしました。それから、教室にもどり、そのコピーしたのを。ホチキスでとめました。300なのでずっととめていました。つかれている時に、○本ちゃんが、
「てつだってあげるよ。」
と言ってくれました。私はその時うれしかったです。それから二人で最後までやり続けました。完成したのをふうとうに入れてのりづけしました。町内会の名前を書きながら、ハガキが集まればいいなぁと思いました。そのふうとうを6年生にわたしに、千○ちゃんと行きました。その次の日からハガキが集まり始めました。
 私は、かいらんばんにはさめてもらうだけで、いっぱい集まるんだなぁと思いました。私たちの周りにはあたたかい人たちがたくさんいます。だれかを守りたいと思っている人たちがたくさんいます。助け合うことを忘れずにずっと続けてほしいなぁと、私は思っています。(I)

2010年2月21日日曜日

今年度撮りためた写真

今年度、教室で撮りためた写真を整理(といってもフォルダに分けるくらいですが…)していて、子供たちがずい分と変わっている様子が見えてとても楽しく思いました。

顔つきや体型はもちろん、表情も変わってきているような。
教室でテレビにうつしてスライドショーしていると、日常を撮した写真にも関わらず、子供たちが集まってワイワイ楽しそうにしています。
ちょっと前のことをこうして「楽しく」振り返ることができる、というのは大切なことだなと思います。
「もう思い出したくない」「早くこのクラスの友達とはなれたい」と思うようになっては辛いです。

来年度、となりの学校と統合し、新設校としてスタートします。
二つの学校が一つになるので、児童数が増えます。
基本、2クラスになる予定ですが、子供たちは「このままがいいなー」とか言っています。
自分たちの学級を気に入ってくれているのは、担任としてもうれしい限りです。
4月の新しい出会いは、きっと今よりも楽しい一年の始まりです。


撮りためた写真は希望するご家庭にDVDにコピーしてお渡ししています。
本当はDVD一枚に収まらないくらい写真があります。
よく撮ったものだ…。

2010年2月20日土曜日

うれしかったこと その2

石狩ユネスコ協会さんからこんな連絡ををもらいました。

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先ほどは失礼致しました。あのあとすぐ公民館の教委からお電話が有り、若葉小の子供が来て書き損じハガキのことをきいているが分からない・・という事でした。

すぐ出向きましたら、何と◯くんと◯くんです。公民館に置いた箱に何枚入っていたか・・・という事。回収ボックスは既に有りませんので明日私が公民館に届ける約束を致しました。近くの幼稚園に二人でお願いに行くようです。

先生とてもたのもしくて、抱きしめたいほどでした。そして◯くんは、「僕は一番この寺子屋の授業が好きだ。次が体育、理科、道徳、算数・・最後が国語」といっていました。中学になってもおおいにやりたいと・・。うれしくなりました。
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彼らが公民館へ出かけたのは自主的な行動です。行動力のある二人です。自分たちの行っている活動をおもしろがって、そして、自信をもって取り組む姿が素晴らしいと思いました。

この子たちの他にも放課後、お父さんとスーパーに書きそんじはがき回収ボックスを置きに行ったり、友達と郵便局にお願いに出かけたり、休み時間にお礼状を書いたり、お礼の電話をしたりといった子もいることを付け加えておきます。

こういったことが誰かに指示されるわけでもなくできるようになってきたことがとてもうれしいです。子供たちの日々の成長はめざましいものがあります。勉強や普段の生活を見ていてもそう思います。これは四月から教室で子供たちを見ていての正直な感想です。毎日、教室にいるのが本当に楽しいです。

また、周囲の人たちも(先生方や地域の人、もちろん友達も)おそらく本人が思っている以上に一人一人の成長を見ていますし、認めてくれています。一人一人、もっと自信をもっても良いと思います。

2010年2月19日金曜日

うれしかったこと

昨日の放課後、掃除が終わって教室にいた時のことです。
「先生、うち、成長したかも!」
とうれしそうな女の子。
「何かあったの?」
「あのね、掃除のとき、泣いちゃった子がいたの。」
「うん、うん。」
「でもね、うちが話をしたげたら、納得して「復活」したさ!」
「それはすごいねぇ。」
「自分たちで解決できるようになったってことは、うち、成長したってことなのかなぁ。」
「うん、うん。そうだね。成長したね!」
「やったぁ!!」

うれしいポイントが4つあります。

まず、問題の解決を自分たちで行おうと努力してくれたこと。
教室でよく話をしていることなので、実際に行動してくれたことがうれしいです。

次に、うまく解決できたこと。
一人ひとりが違う人間なので、意見が食い違ったり、衝突したりといったことはあって当たり前です。
それをうまく解決出来る、妥協点を見出すことが社会生活を行う上ではとても大切な能力だと思います。
それができたことに感動しました。

そして、うまくできたことを自分の成長を実感していることです。
成長の実感は満足感や自己肯定感につながります。
また、こうやって自分を客観的に見られる子供は、きっと自分に足りない部分にも目を向けて、それをクリアするための努力もできるでしょう。
実際、この女の子は学習などでそれができています。

さらに、女の子が帰った後,残っていた男の子たちが、
「ほんとに◯◯さんってすごいよね。」
「頼りになるね。」
「三年生の時はそうでもなかったんだよ。」
「成長したよね。」
というように女の子を認める会話をしていたことがいいなと思いました。
友達の良さを素直に認めることはよいことです。
しかも、男女関係なく評価しているところにちょっとした驚きを感じました。

女の子はもちろん、その場にいた男の子もみんな成長しています。
いいクラスになってきたなと思います。

うれしいことで一日が終わるとなんだか幸せな気持ちになります。

メモ

物語を読む10の観点(白石範孝氏による)

1、いつ(時)
2、どこで(場所)
3、どんな人物(登場人物)
4、だれが中心(中心人物=気持ちが大きく変わる人)
5、どんなことが起こった(事件)
6、変わったことは(構成)
7、一番大きく変わったことは(クライマックス)
8、お話の図(人物・できごとの関係図)
9、話を一文で書く(~が~によって~する・~になる話)
10、声に出して言える言葉・文(心に残る場面)

2010年2月14日日曜日

最近聴いているアルバム

Sadeの新譜「Soldier Of Love」が出ました。
Sadeは高校生くらいのころに「Love Deluxe」が出て、
そこから前のアルバムも聴き始めて今でも好きです。
仕事をしながら、運転しながらかけていて疲れない感じが好きです。
新譜ももちろんいいです。

もう一枚、良く聴いているアルバムがあります。
Sean Priceの「Jesus Price Superstar」です。
こちらはHIPHOPな人です。
Sean Priceは昔、Heltah Skeltahというグループで活動をしていました。
こっちは知っていましたが、その後、ソロになっていたことは知りませんでした。
Heltah SkeltahはBoot Camp Clikに参加しているグループの一つで、
Black MoonやSmif 'n' Wessunと一緒に活動をしていました。
Black MoonやSmif 'n' Wessunはどちらも超がつくほど好きなグループです。
特に、Black Moonの「Enta da Stage」とSmif 'n' Wessunの「Dah Shinin'」は最高です。
最近のHIPHOPしか知らない人にぜひ聞かせたい、聞いて欲しいアルバムです。
で、話をSean Priceに戻します。
最近知った彼のアルバムがカッコいいのです。
「Monkey Barz」と「Jesus Price Superstar」の2枚のアルバムを最近買いましたが、
どちらもヤバイです!

Sean Priceの方が熱くなりましたが、もちろんSadeもオススメです。

2010年2月13日土曜日

チョコレート

どれもとてもおいしかったです。
もらえる、もらえないで一喜一憂する年齢ではありませんが、なによりその気持がうれしいです。
ありがとう!

たくさんのハガキをありがとうございます。

子供たちの働きかけにより、2月11日の北海道新聞朝刊に寺子屋運動の記事が載りました。
石狩や当別にお住まいの方はご覧いただいた方も多いかもしれません。
早速、昨日、学校に問い合わせの電話や直接持ってきてくださる方が多数いらっしゃいました。
たくさんの善意にふれられること、本当に幸せなことだなと思います。
子供たちともこのことの意味をしっかりと考えさせたいと思います。



寺子屋運動リーフレットWEBコンテスト(一般投票)への投票受付を開始されました。
ユネスコ寺子屋プロジェクトに参加している全国の小中高校の児童・生徒の代表作品が揃うコンテストです。
個性的な力作がたくさん集まっています。
もちろん若葉小学校の代表作品もあります!

下記のページからどなたでも簡単に投票できますので、みなさんふるってご投票ください。

≪投票ページはこちら↓≫投票締切日:2月28日(日)
http://www.unesco.jp/contents/dproject/leaflets.php

2010年2月11日木曜日

版画完成!

版画が完成しました!
今週の図工の時間(2時間)で全員が刷り終わりました。
時間内で終わらないかもと思っていたので、うれしいです。

4年生は初めての木版画でしたがなかなか上手に彫れました。
彫刻刀で手を切る子供も少なく一安心です。
刷り終わった板ですが必要ない子どもがいたら、もらおうかと思います。
来年度、教える子たちの参考作品とします。
捨ててしまうには惜しい子が多いです。

2010年2月10日水曜日

ユネスコ寺子屋運動リーフレットコンテスト開始!

日本ユネスコ協会連盟が行っている「世界寺子屋運動」※の活動に若葉小学校も協力をしています。
児童会の呼び掛けで校内で書きそんじはがきを集めたり、四年生が地域に働きかけを行ったりしています。

そんな中、「ユネスコ寺子屋プロジェクト」参加校の代表リーフレット作品によるWEBコンテスト(一般投票)への投票受付を開始されました。
ユネスコ寺子屋プロジェクトに参加している全国の小中高校の児童・生徒の代表作品が揃うコンテストです。
個性的な力作がたくさん集まっています。
もちろん若葉小学校の代表作品もあります!

下記のページからどなたでも簡単に投票できますので、みなさんふるってご投票ください。

≪投票ページはこちら↓≫投票締切日:2月28日(日)
http://www.unesco.jp/contents/dproject/leaflets.php
(投票ページの「名前」欄はニックネームでもOKです。)

中には、「本当に子どもが作ったの!」と驚くような作品もあります。
ぜひ、ご覧下さい。
この中から次年度の公式リーフレット(日本ユネスコ協会連盟が全国で配布する本物のリーフレット)が決定します。

保護者の皆様はもちろん、地域の皆様の投票も大歓迎です!
ぜひ投票をお願いします!

※「世界寺子屋運動」とは
世界には、働かなければならなかったり学校が近くになかったりして、学校に行けない子どもが、7,500万人もいます。そして学校に行けずに大人になり、文字の読み書きができない人が7億7,600万人もいます。世界寺子屋運動は、このような子どもたちや大人が「学びの場=寺子屋」で読み書きや算数を学べるように、教育の機会を提供する運動です。国連はUNESCOの主導により「国連識字の10年」(2002年~2013年)を定め、すべての子どもたちが学校に通えるようになることや、成人女性の識字率が向上することを目標としています。書きそんじハガキ一枚が45円の募金としてアジアを中心とする様々な国、地域での識字教育の支援に役立てられています。2009年4月現在、アフガニスタン、インド、カンボジア、ネパール、ラオスでプロジェクトを展開しています。

2010年2月9日火曜日

宝塚ブスの25箇条

つい先日、定期購読している月刊誌をパラパラめくっていたら目に入りました。
元宝塚の貴城 けい さんが紹介されていました。
タイトルには「ブスの25箇条」とありますが、誰にでも当てはまることだなと思って読んでいました。
容姿の美醜ではなく、人として魅力のある愛される自分物になるための25箇条と受け取りました。


<宝塚 ブスの25箇条>

1.  笑顔がない
2.  お礼を言わない
3.  美味しいと言わない
4.  精気がない
5.  自信がない
6.  愚痴をこぼす
7.  希望や信念がない
8.  いつも周囲が悪いと思っている
9.  自分がブスであることを知らない
10. 声が小さくイジケている
11. なんでもないことに傷つく
12. 他人に嫉妬する
13. 目が輝いていない
14. いつも口がへの字の形がしている
15. 責任転嫁がうまい
16. 他人をうらやむ
17. 悲観的に物事を考える
18. 問題意識を持っていない
19. 他人につくさない
20. 他人を信じない
21. 人生においても仕事においても意欲がない
22. 謙虚さがなく傲慢である
23. 他人のアドバイスや忠告を受け入れない
24. 自分が最も正しいと信じ込んでいる
25. 存在自体が周囲を暗くする

2010年2月6日土曜日

学習進度

職員室で学習進度が話題になる季節となりました。
例年、2月に入るとどの教科も先が見えて余裕も出てくるのですが今年はそうもいきません。
新学習指導要領への移行措置に対応する補助教材があるからです。
理科と算数に補助教材が入っているのですが、特に算数が厄介です。

自分の担任する四年生は扱う内容がちょっと多いです。
子供たちは例年の1.4倍くらいの内容を学習しなければなりません。
こればかりはタイミングの問題もあるので、仕方が無いのかな、とも思いますが、
しわ寄せのいく子供たちがかわいそうです。

…、と一教員がぼやいていても何かが変わるわけではないので、
教室でできる精一杯を子供たちにしてやるだけです。

2010年2月3日水曜日

研究会と来年度のこと

土日ある研究会で実践報告をさせてもらいました。
実践報告とそのための書く仕事は自分のやってきたことを整理しながら振り返られる貴重な機会です。
日々の忙しさに忙殺されそうになっている中ではなおさらです。
年齢層の幅広い会だったのですが、会議の後で、大学生や高校生から質問をされたのがとても嬉しかったです。
自分のような普通の教師の話でも何かを感じて、考えてもらえたこと、準備にかかった時間の苦労が吹き飛びます。

最近、学校の外の仕事をできるだけ断っています。
来年度は学校、学級のこと、自分のやりたいことに集中して仕事をしたいと考えています。
土日の研究会であった新しい出会いや数々の刺激で来年度に向けての意欲とファイトが湧いてきました。

2010年2月2日火曜日

自慢作文

文章を書くということはいろいろな学習の土台となる大切な学習です。面倒がらず、楽しみながらたくさん書く経験をさせたいと考えています。先週、木曜日の宿題で「自慢作文」を書かせました。基本フォーマットにそって自慢を書くという作文です。楽しい作文がたくさんありましたので、いくつか紹介します。

▼みなさん、聞いてください。若小の図書室ってすごいんです。なぜかというと、2階があるからです。この「2階に何があるか」を知っていますか?実は、2階にはろうかに出られるドアがあるんです。しかし、今はそこのドアを開けたらダメなのです。なぜかというと、若葉小の七不思議を知ってしまうからです。というわけでこの話は永久に不滅です。(F)

▼みなさん、聞いてください。紅葉山フレンズってすごいんです。なぜかというと、紅葉山フレンズはすごく
チームワークがあるからです。この「紅葉山フレンズのチームワーク」を知っていますか?それは、試合をする時でも、何をする時でも、いつもよくみんなで力を合わせ、何があってもみんながいればいろいろなことができるからです。というわけで紅葉山フレンズのチームワークは永久に不滅です!(I)

▼みなさん、聞いてください。若葉小学校ってすごいんです。なぜかというと、ひつじ小屋があるからです。この「ミルクとココア」を知っていますか?ミルクとココアはかわいいです。でも、ふんはくさいです。みんなでふんをとったり、わらをあげたりしてお世話をします。というわけでミルクとココアは永久に不滅です!(H)

▼みなさん、聞いてください。B&Gってすごいんです。なぜかというとプールや体育館があるからです。B&Gのプールと体育館を知っていますか?B&Gのプールには小さな子供も遊べるように浅いプールがあるんです。体育館はとても広くて、なんでもできるんです。バドミントンやバレーができるんですよ!というわけでB&Gは永久に不滅です。(K)

▼みなさん、聞いてください。スリップノットってすごいんです。なぜかというとおじさんの声の迫力があるからです。このおそろしさを知っていますか。スリップノットは9人組の外人メタルバンドです。おそろしい人がお面をかぶって歌をうたうというやばいバンドです。なぜかというと曲の迫力があるからです。バンドのボーカルの声に重みがあるからです。というわけで、スリップノットは永久に不滅です!(T)

▼みなさん、聞いてください。若葉小学校ってすごいんです。なぜかというと、紅葉山小学校と合併があるからです。この「合併する双葉小学校」を知っていますか?双葉小学校は元気な子供たちがいる若葉小学校と紅葉山小学校が一緒になります。そして、みんなで元気に学校生活を送っていきます。というわけで双葉小学校は永久に不滅です!(S)

▼みなさん、聞いてください。若葉小学校ってすごいんです。なぜかというと、外見は小さな学校でも図書室が広くてとてもキレイなんです。それに、とてもキレイで大きな体育館があるからです。この「キレイで大きな体育館」を知っていますか。キレイで大きな体育館の「キレイ」はみんながキレイに掃除をしたり、キレイに使ったりしているからです。それに、大きな工事をして、広くなった感じもします。この体育館はみんなが広々とした空間で使えます。というわけで、若葉小学校は永久に不滅です!(O)


この作文は私が考えものではありません。
以下の本にワークシートがあります。
本のタイトルには「中学校作文」とありますが、
四年生の子たちでも楽しく取り組めました。
高学年だったらほとんどを問題なくできると思います。
六年生を担任している時にいくつもやらせていました。
この作文以外にもたくさん日常的に活用できる作文のネタが載っています。
興味がある方はぜひご一読ください。

「書く力がぐ~んとつく中学作文ワークシート」
上条 晴夫 (編集), 石川 晋 (編集) 学事出版
http://www.amazon.co.jp/%E6%9B%B8%E3%81%8F%E5%8A%9B%E3%81%8C%E3%81%90~%E3%82%93%E3%81%A8%E3%81%A4%E3%81%8F%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E4%BD%9C%E6%96%87%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%88-%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E8%B3%87%E6%96%99-%E4%B8%8A%E6%9D%A1-%E6%99%B4%E5%A4%AB/dp/4761911298/ref=sr_1_4?ie=UTF8&s=books&qid=1265055245&sr=8-4