2016年4月29日金曜日

始業式からの指導

始業式から繰り返して指導してきたこと(メモ)
・反応を素早く、はっきりとする(返事など)
・手をしっかり上げる(授業に参加する)
・声を出す(人任せにしない)
・目標を高くもつ(これでいいと妥協しない)
・相手のことを考える(自分がされて嫌なことはしない)
・元気よく(明るく過ごす)
・困っている人をほうって置かない(助け合う、声をかける)
・約束を守る(決まりを曲げない、約束は全体でする)
・+αを考える(挨拶+α、掃除+α、作文+α等々)
こうして書き出してみると、これまで担任してきた学級では「ルール」「規律」を重視して指導をしてきましたが、システムというより「心構え」や「態度」のような指導が多いなと感じます。
学校の予定が色々と詰まっているので、細かなシステムの徹底や調整は連休明けと早々に割りきってしまったのも影響してるかなと思います。
ただ、そう思う一方で、一年を気持ちよく過ごすためには、「真面目さを笑わない」「頑張っている人を応援してくれる」「何を言っても否定されない」そんな空気を学級に作ることが必要なのだと考えています。
そして、子供たちが担任と安心して何でも言ってこれるような関係(まだそこまでいってないかも知れませんが)作りが大事だと思っています。
忙しい毎日ですが、少しでも子供たちと一緒に笑って、クラスの楽しさや良さを共有していくことが、集団を高める段階において踏ん張りのきく学級であるために必要な気がしています。

6年生のはじめてのテストで

木曜日に6年生になって初のテストをしました。
NRTと全国学力学習状況調査は行っていますが、6年生での学習内容を問われるのはこれが最初です。

授業には真剣に取り組んでいるものの途中までは定着が弱いように感じました。
火曜日に6年生で学習した漢字を5題くらいテストしてみると、全然書けない子もたくさん。
まあ、これはそうなるだろうなと思ってやっているわけなのですが。

ここで、子供たちには「学び方」について考えさせました。
「授業で教えられたことは「覚えよう」「身に付けよう」という努力があってはじめて自分のものになるんだよ。先生はみんなにとって少しでもわかりやすく、面白くなるように努力をしているけれど、君たちもそれを身に付けようと努力してもらわないと力がつかないんだ。そもそも、自分でたいした努力もしないうちから『できない』とか『わからない』とか言うな。俺はできないとか言う前に努力をしてきなさい。勉強をなめるな。」とかいうような話です。

こういうことを子供たちに言って聞かせないと子供たちが「覚える努力をしよう」とか「完ぺきにできるようになろう」という風に動いてくれないのは自分の力の無さだな、と思います。

でも、そんな自分の小さいプライドで子供たちに力をつけられないのは教師としての責任を果たせていないと考えて、毎回、学年がスタートして早い段階でこういう話をしてきました。
こういうことを言わないでも子供たちの目の色が変わる教師になりたいと思いますが、まだまだです。

さて、そんな話で活を入れた子供たちは素晴らしく頑張ってくれました。全員100点ねらえるんじゃないか、というレベルでした(欠席した子にはかなりのプレッシャー…)。形成的評価していたときの様子から考えるとかなりの伸びで、ホント素直な子たち、頑張れる子たちだなと思いました。この嬉しさを月曜日に伝えようと思いました。

2016年4月7日木曜日

愛される6年生に

昨日は着任式、始業式、入学式(盛りだくさん!)でした。
28年度は6年1組の担任になりました。
念願の担任復帰です!
でも、久しぶりなので「こんな準備多かったか…」と軽くうろたえながらのスタートです。
昨日の放課後、とっても嬉しい話を聞きました。職員室で教室掲示のことなどをぼんやり考えていた時、一年生の担任の先生達がやってきて「今日の六年生のお手伝い、本当に助かりました。とっても立派な子供たちですね。よく気がつくし、素晴らしいです。有り難うございました!」と言っていただけました。
子供たちのこの姿は、前年度の担任の先生のお陰であり(ホント感謝!)、子供たちの元々もっているよさだろうと思います。でも、たいへん誇らしく思いました。
始業式の後、教室で子供たちに2組の先生と相談してきたゴールイメージを伝えました。「来年三月全校から愛される六年生になっていよう!」というものです。
そして、「具体的にどうすれば、愛される六年生、憧れられる六年生になれるかは、一緒に考えていこうね」と話していました。
そんな前段があっての一年生の担任の先生からの言葉です。子供たちが見事にその一歩を踏み出してくれた証拠だと、心から嬉しく思いました。
お手伝いをしてくれた子はもちろん、入場のアーチをしっかりと支えてくれた子、スッと伸ばした背中で入学式を気持ちのよい空間にしてくれたみんな。その姿全てが、「愛される」「憧れられる」六年生に近付こうという思いを感じました。本当に素敵でした。

2016年4月1日金曜日

忘れたくないこと


忘れないようにしよう。
双葉小で最後に丸つけをしたのは子供が自分で書いた九九の問題でした。
この子とは2年間、算数のTTと補欠での関わりしかありませんでしたが、最後にこうやって丸つけをしてほしいとうったえてくれたことがとても、とても嬉しいです。
彼女の手紙を読みながら、丸をつけることを一つであっても、子供はこんな風に教師との関わりを求めてくれて、喜んでくれて、記憶してくれていることをいつも忘れないようにしようと思いました。
教師にとっては、大勢の子供たちに、たくさんつける丸の一つであってもその子にとっては、先生からの大切な自分への丸です。
一つ一つを大事に丸していきたいと思います。
(急いでいるとミスしてしまって申し訳ないこともありますが…)

いよいよ今日から新しい勤務校、北広島市立大曲小学校での新年度が始まります。
片付け疲れで風邪気味ですが、来週、子供たちと会うときには100%で向き合えるように気力と体力を充実させようと思います。
気負わず、無理せず、目の前の子供たちと向き合いながら、まずは自分にできることを見極めたいと思います。