2010年7月28日水曜日

教育支援週間



夏休みに入った学校ですが連日、子供たちが学校に登校しています。
今週いっぱい行われる駅伝練習と教育支援で学習をするためです。

どの学年も当初の予想より参加者数が多かったです。
低(1・2年)、中(3・4年)、高(4・5・6年)の3つに分けるはずが、学年単位の実施になり。
自分の担任している6年生はそれでも教室に入れず結局、クラス単位で実施することになりました。

友達と一緒に学校で過ごす時間が大好きな子たちです。
学校に行きたいな、教室に行きたいな、と思ってくれていることをうれしく思います。

まあ、中には、
「家でゴロゴロしてるくらいなら学校行ってきなさい!」
と無理矢理追い出されている子もいるかもしれませんが(苦笑)。

2010年7月27日火曜日

総合的な学習の時間から(カンボジアの授業)

総合的な学習の時間から(カンボジアの授業)

◆今日はカンボジアで寺子屋はどんな活動をしているかということを教えてもらいました。カンボジアには地雷がまだ埋まっていて、今でも危ないことや子供はカンやビンなどを集めてお金にしていると聞いてびっくりしました。こういった話を聞いて日本はすごく恵まれているんだなあと思いました。(K)
◆子供なのに親の仕事を手伝ったり、危ない仕事をしたりしてまでも働かなきゃいけないなんてかわいそうだけど、しょうがないんだな、と思いました。自分がそうなったらどうしよう、と思いました。でも、ありえなくないのだなと思いました。今日はわざわざ有り難うございました。留学しても頑張って下さい。(M)

先に挙げた二人の文章は7月21日(水)の五時間目の総合的な学習の時間を終えての感想文です。総合的な学習の時間では、現在、視野を広げて世界を見つめる学習を行っています。この週は非識字問題について考える授業を火曜日に、貧困に苦しむ国の一つとしてカンボジアの現状を知る授業を水曜日に行いました。

水曜日の授業は双葉小学校の寺子屋学習のキックオフも兼ねていました。石狩ユネスコ協会で活動をされ、実際に現地を訪れたことのある今井智美さん(北星学園大学の学生さんです)に来校いただき、六年生の子供たちにお話しをしていただきました。

カンボジアの地理的位置、人口や言語、内戦によって国土が疲弊し今も貧困に苦しんでいる人達がたくさんいることを伝えてもらいました。そのような現状の中で貧困のサイクルをストップする手立てとして日本ユネスコ協会連盟が行っている教育の機会を支援する活動、世界寺子屋運動についてもお話しいただきました。

2、子供たちの感想から
授業後、今井さんにお礼の気持を込めて感想を書こうと時間をとりました。自分たちの生活との違いに驚いている子が多数いました。

また、去年、四年生で取り組んでいた時とはまた少し違った視点(自分たちに何ができるのかといったような)で活動について考えている子も多かったです。子供たちの感想を載せます。

◆今日は、カンボジアのことをいろいろと教えてくれて有り難うございます。ぼくが一番心に残ったのは、寺子屋運動のことです。勉強ができない人達に勉強を教えるのは、とてもいいことだと思います。とってもいい勉強になりました。留学したあとも頑張って下さい。(T)
◆今日は、カンボジアのことを色々と教えて下さって有り難うございます。書きそんじハガキでカンボジア、はたまた世界を救うことができるなんて思いませんでした。本当に有り難うございます。こんな体験ができる私たちも日本も幸せだと実感しました。今井さんも、アメリカへの留学頑張って下さい!!(N)
◆今までカンボジアのことをこんなに知ったのが初めてでした。今でも地雷がたくさん埋まっているのがとても怖かったです。ユネスコの活動を聞いて僕も将来、ユネスコの仕事につきたいと思いました。今日は、忙しい中、本当に有り難うございました。アメリカに留学しても頑張って下さい。(K)
◆今日はカンボジアの色々なことがわかりました。今、私ができることがきっとカンボジアの子供たちの夢や希望になると思います。有り難うございました。(S)
◆カンボジアでは先生やお医者さんが殺されて、子供に勉強を教えられなかったり。病気になっても直してくれる人がいないから死んでしまうと聞いて、とても驚きました。私たちにできることは書き損じハガキをたくさん集めて、カンボジアの人たちを助けてあげることです。私はハガキをたくさん集めたいと思いました。(S)

2010年7月24日土曜日

教師力ブラッシュアップサマーセミナーin札幌

教師力ブラッシュアップサマーセミナーin札幌のご案内です!

【テーマ】:  <「学び」を根幹に据える教師像>の提案
【主 催】: 教師力ブラッシュアップセミナー
【後 援】: 北海道教育委員会、札幌市教育委員会
【日 時】: 2010年7月28日(水)29日(木)(部分参加OKです)
【場 所】: 札幌市・札幌コンベンションセンター
【参加費】: 両日参加6,000円。一日参加4,000円。
【メイン講師】:赤坂真二氏、土作彰氏
【申し込み】: mumomorush@gmail.com へメールか、01564-2-3870 へFAXで参加希望の連絡を。折り返し詳細をご連絡しま
す。

<7月28日(水)>
10:00~11:00
○全体演習:二日間の「学び」の構えを共有する~全員が参加する「校内研修会」づくりを例に~
ファシリテーション:石川晋(上士幌町立上士幌中)
11:15~12:15
○第一講座:「学び」の本質と向かいあう(一回目)
A 土作彰「現場の実践者として『学び』とどう向かいあうか」
QA 森岡達昭(足寄町立足寄小)
B 赤坂真二「大学の実践者として『学び』とどう向かいあうか」
QA 高橋和寛(芦別市立芦別中)
12:15~13:30 昼食
13:30~14:30
○第二講座:「学び」の本質と向かいあう(午前に聞いた講師と逆の講師のお話を聞いていただきます)
A 赤坂真二「大学の実践者として『学び』とどう向かいあうか」
QA 太田充紀(名寄市立智恵文小)
B 土作彰「現場の実践者として『学び』とどう向かいあうか」
QA 山口淳一(札幌市立藻岩北小)
14:45~16:00
○第三講座(選択です):教室を「学び」の場にする授業~模擬授業&ストップモーション検討会 1
A 国語:模擬授業者 坂本奈央美(松前町立松前中)
指定討論者 山下幸(札幌市立上篠路中)&堀裕嗣(札幌市立北白石中)
B 総合:模擬授業者 兒玉重嘉(札幌市立藻岩北小)
指定討論者 大野睦仁(札幌市立厚別通小)&山本和彦(石狩市立若葉小)
C 道徳:模擬授業者 細山崇(名寄市立智恵文小)
指定討論者 高橋裕章(札幌市立藻岩小)&三浦将大(福島町立福島小)
D 学級活動:模擬授業者 木下尊徳(陸別町立陸別小)
指定討論者 小林智(旭川市立旭川第二中)&南山潤司(札幌市立南小)
16:10~16:40
○全体講座:今日一日の「学び」を共有する
ファシリテーター:山寺潤(今金町立今金小)
指定討論者:土作彰・赤坂真二・太田充紀・水戸ちひろ(洞爺湖町立とうや小)
・工藤信司(白老町立萩野小)、桑原賢(北海道鷹栖養)

<7月29日(木)>
9:30~10:30
○第四講座(選択です):「対話」を通して考えたい教育課題
A 赤坂真二、高橋裕章  若い教師を育てる
B 土作彰、大野睦仁   教師の生き方、生徒の未来像を問う
C 堀裕嗣、桑原賢    教育現場の問題点を分析する
D 南山潤司、三浦将大  理数系教科の学力を構築する
10:45~12:00
○第五講座(選択です):「学び方」指導を提案する授業~模擬授業&ストップモーション検討会 2
A 国語:  模擬授業者 森岡達昭  指定討論者:山下幸&小林智
B 学級活動:模擬授業者 水戸ちひろ 指定討論者:石川晋&大野睦仁
C 理科:  模擬授業者 兒玉重嘉  指定討論者:南山潤司&太田充紀
D 算数:  模擬授業者 細山崇   指定討論者:山寺潤&山口淳一
12:00~13:10 昼食
13:10~14:30
○第六講座(選択です):演習 北海道の教師の「学び」をサポートする
A土作彰:「土作流 子どもが伸びる学級づくり~全ての教育活動で子どもを育てる~」
Q&A 木下尊徳
B赤坂真二:「赤坂流 子どもが伸びる学級づくり~全ての教育活動で子どもを育てる~」
Q&A 山本和彦
14:45~16:00
○全体講座:シンポジウム 二日間の「学び」を深化する
ファシリテーター:太田充紀、 ファシリテーショングラフィックス:高橋和寛
シンポジスト:赤坂真二、土作彰、山寺潤、坂本奈央美、三浦将大

【お申込み】
次のメールまたはFAXに、「教師力ブラッシュアップサマーセミナー」参加と明記の上、下記のメールアドレスまたはFAX
番号をお知らせください(石川晋宛)。折り返し詳細のご連絡をいたします。なお、3日以上返信がない場合は、通信事故が予想
されますので、恐れ入りますが、再度ご連絡ください。
事務局:石川晋 mumomorush@gmail.com  または、FAX01564-2-3870

2010年7月22日木曜日

寺子屋キックオフ

1、 総合的な学習の時間から(カンボジアの授業)
◆今日はカンボジアで寺子屋はどんな活動をしているかということを教えてもらいました。カンボジアには地雷がまだ埋まっていて、今でも危ないことや子供はカンやビンなどを集めてお金にしていると聞いてびっくりしました。こういった話を聞いて日本はすごく恵まれているんだなあと思いました。(K)
◆子供なのに親の仕事を手伝ったり、危ない仕事をしたりしてまでも働かなきゃいけないなんてかわいそうだけど、しょうがないんだな、と思いました。自分がそうなったらどうしよう、と思いました。でも、ありえなくないのだなと思いました。今日はわざわざ有り難うございました。留学しても頑張って下さい。(M)

▼先週から総合的な学習の時間に視野を広げて世界を見る学習を行っています。今週は非識字問題について考える授業を火曜日に、貧困に苦しむ国の一つとしてカンボジアの現状を知る授業を水曜日に行いました。▼水曜日の授業では石狩ユネスコ協会で活動をされ、実際に現地を訪れたことのある今井さんに来校いただき、六年生の子供たちにお話しをしていただきました。▼カンボジアの地理的位置、人口や言語、内線によって国土が疲弊し今も貧困に苦しんでいる人達がたくさんいることを伝えてもらいました。そして、その中で貧困のサイクルをストップする手立てとして日本ユネスコ協会連盟が行っている教育の機会を支援する活動、世界寺子屋運動についてもお話しいただきました。今年の六年生は総合で国際ボランティアであるこの活動に参加しようと考えています。まずは「世界寺子屋運動」の名前だけでも覚えておいて下さい。いずれ保護者の皆様にもご協力をお願いすることになると思います。

2、子供たちの感想から
◆今日は、カンボジアのことをいろいろと教えてくれて有り難うございます。ぼくが一番心に残ったのは、寺子屋運動のことです。勉強ができない人達に勉強を教えるのは、とてもいいことだと思います。とってもいい勉強になりました。留学したあとも頑張って下さい。(T)
◆今日は、カンボジアのことを色々と教えて下さって有り難うございます。書きそんじハガキでカンボジア、はたまた世界を救うことができるなんて思いませんでした。本当に有り難うございます。こんな体験ができる私たちも日本も幸せだと実感しました。今井さんも、アメリカへの留学頑張って下さい!!(N)
◆今までカンボジアのことをこんなに知ったのが初めてでした。今でも地雷がたくさん埋まっているのがとても怖かったです。ユネスコの活動を聞いて僕も将来、ユネスコの仕事につきたいと思いました。今日は、忙しい中、本当に有り難うございました。アメリカに留学しても頑張って下さい。(昂希)
◆今日はカンボジアの色々なことがわかりました。今、私ができることがきっとカンボジアの子供たちの夢や希望になると思います。有り難うございました。(S)
◆今日は、カンボジアのことを教えて下さり、有り難うございました。前、テレビでカンボジアのことを知って興味を持っていました。「もっと知りたいな。」と思っていたところで今日の授業のことを聞き、とっても楽しみにしていました。色々と教えて下さり、有り難うございました。(M)
◆今日、カンボジアのことを学び、日本との差が激しいことがわかりました。字が書けないとかで職につけず生活が苦しいこと。教育を受けることで生活が少しでも変わると思うと、字が書けることは、幸せなことだと分かりました。これから自分にできることを探してみます。今日は有り難うございました。(N)

2010年7月18日日曜日

DVD-R

昨日、駅前のドスパラ(PCショップ)に行ってDVD-Rを買ってきました。
50枚入りで780円。
ということは一枚当たり15.6円。
安いですよね。
家電量販店で買うよりもPCショップが安いのはなぜなのでしょう???
いつもそう思います。
まあ、台湾製のメディアなので永久保存版にするには少々怖い気もします。

で、現在、このDVDに黙々と修学旅行のビデオをコピー中。
休み明けには学年に配付予定です。
旅行中の子供たちの楽しそうな様子を見てもらえたらと思います。

2010年7月17日土曜日

世界がもし100人のムラだったら

1、 世界がもし100人のムラだったら
▼火曜日の総合的な学習の時間に「世界がもし100人のムラだったら」に描かれた世界の現実をシミュレーションで体験するという学習を行いました。▼世界には多様な言語や文化を持つ人々が住んでおり、そこには大きな貧富の差があります。このことを体験的に学び、視野を広げて世界を見られるようにすることがねらいです。▼学習は三、四時間目に体育館で一組と二組が合同で行いました。学習の中身はおよそ次のようなことを行いました。

(1)世界の人口
(2)女性と男性、どっちが多い?
(3)世界は今、高齢化?若年化?
(4)大陸ごとに分かれてみよう!
(5)世界の言葉で「こんにちは」
(6)世界の富は誰が持っている?

▼子供たちには一人一人に役割カードを渡しました。役割カードには「性別」「年齢」「地域」「あいさつの言葉」などが書かれています。子供たちは個々のプログラムの中でそれぞれの役割にしたがって活動し、世界の現実を身体で感じました。

2、 子供たちの感想
▼授業後の子供たちの感想を紹介します。
◆今日は、色々学びました。世界では、あんなにお金の差があることが、衝撃的でした。ふだんは、あんまりそういうことは考えませんが、これからは、ちょっと世界の事を考えたいと思います。(M)
◆ご飯などを食べて、おなかが満腹になる人もいれば、満腹にならない人もいるということがわかった。お腹が満腹にならない人がいるなんで、なんかさみしい。(O)
◆今日、世界がもし百人のムラだったら、という授業をやっての僕の感想は、世界ではちょっと女の人が多くて、アジア人がダントツで多いのがわかった。あと、お茶で二十人が八十%の富を使い、残り八十人が二十%を分け合っていると聞いてびっくりしました。僕の視野もちょっとは広がったと思うし、学習だったのにとてもおもしろかったので、いい経験になったと思います。(T)

3、六年の総合的な学習の時間のねらい
▼六年生の総合的な学習の時間では国際理解、国際ボランティアの活動に取り組みます。子供たちはこれまで学校や家庭で様々な体験をし、その中でたくさんのことを学んできたと思います。しかし、世界は広いです。子供たちが知らない現実や様々な活動に取り組む人達がたくさんいます。総合的な学習の時間の学習を通して子供たちの視野をもう少し広げ、これまでに学んできたものに新たなものの見方や考え方をプラスできたらと考えています。

2010年7月3日土曜日

双葉小キックオフの前に

学校では修学旅行に向けての準備がほぼ終了しました。
後は来週の本番を残すのみです。

さて、修学旅行の翌週、いよいよ双葉小学校として初のユネスコ世界寺子屋運動の授業をキックオフします。

今年は、まず、「世界がもし100人の村だったら」のワークショップを行い、
子供たちの視野を広げ、常識を揺さぶることからはじめようと計画しています。
その後、カンボジアグッズやビデオ、石狩ユネスコの皆さんに協力いただいて寺子屋の活動について学ばせたいと考えています。
実際に現地の寺子屋を訪問された方に来校いただき、子供たちに話をしてもらう予定です。
修学旅行の裏で着々と計画は進行中です。

そんな中、ちょっとうれしいことがありましたので報告させていただきます。
今朝、教室の前で担任する学級の男の子が書きそんじはがきを持って来ました。
家から持って来てくれたのかなと思いましたらどうも違うようです。
遊んでいる時に近所の方から、
「学校でまだ書きそんじハガキは集めていますか?」
とたずねられたそうです。
「はい」
とこたえると、たくさんの書きそんじハガキを持って来て下さったそうです。
地域の方が学校で行っている活動のことを気にかけて下さっていること、とても嬉しく思いました。
また、学校にハガキを持って来たその男の子もとてもいい顔をしていました。

こんなこともキックオフで子供たちに伝えてやりたいと思っています。