2008年5月30日金曜日

初夏の防風林へ

1 初夏の防風林へ出かけました

▼理科の授業で学校の周りの自然観察を行ってきました。今回は学校田裏の防風林にも足を運びました。防風林の中の空気はひんやりと気持ちよく、連日の運動会練習で疲れている中、なんだか癒される気持ちがしました。
▼いつも入っている学校裏とはまた違う植物が見ることができ、子供たちは面白がっていました。
▼写真はマムシグサ(サトイモ科 テンナンショウ属)です。茎の模様がマムシの腹の模様に似ているのが名前の由来です。他にもクルマバソウやエンレイソウなどがたくさんありました。


▼来週、もう一度、観察に出かけます。六月五日です。虫除けや長袖など準備させて下さい。

2 会話中心の作文は情景が浮かびます(田植えの作文③)

▼子供たちが書いた田植えの作文の中で小黒健太君のものは独特でした。会話が他の子供たちの2倍くらいもあるのです。会話中心の作文は読み手の頭にその時の情景をありありと浮かべさせてくれます。とてもおもしろい作文の書き方です。

①グチョ、クチョ、ベチャ。バッシャーン。ゆうりくんが田んぼの中に転んだ。
「だいじょうぶ?」
と和佳奈さんが言った。今日は田植えの日だ。
②「もうちょっと苗をちょうだい。」
とぼくが言った。
「いいよ。はい。」
とおばさんがぼくに苗をくれた。
よし、植えよう、とぼくが田んぼに向かった時。ツルン、ドスン。
「いてててて。」
ぼくは転んで苗を10本くらいふみつぶしてしまった。
「あーあ。」
そこで、ぼくは、
「もうちょっと、ちょうだい。」
と言った。
よし、次は転ばないぞ。だんがあるところに左足をのせて田んぼに入ると、転ばなかった。
③ところが、その時、別の場所で。ズドン。Yくんが転んだ。
「わーきたない。」
「だいじょうぶ?」
みんなが口々に言った。
「ま、いいや。」
ゆうりくんが言った。Yくんのおしりには、どろがいっぱいだった。シャワーをあびる列のところでYくんが、
「ほーら、どろパックだよ。先生、見てー。」
とまゆ毛や鼻の下、ほっぺにどろをぬった。ぼくはその顔がとても面白かった。
④ぼくは田植えが楽しかった。それとYくんが転んで顔にどろをぬったのが面白かった。
⑤もちつき大会でもちがいっぱい食べられるようにいねがたくさん育ってほしい。とても楽しい一日だった。
(O)

2008年5月28日水曜日

文字を丁寧に書く(学級通信 NO,27)

1 文字を丁寧に書く(田植えの作文)
▼前回の通信では作文の授業で何を指導しているかについて簡単に紹介しました。もう一つ、一年を通して指導したいことがあります。それは文字の丁寧さです。▼作文やテストなど誰かに見せるために書く文字は丁寧であるべきです。読む人が読みやすいようにと、意識して書くことが必要です。それは文字を書く上での最低限の礼儀です。▼読みやすくするためには丁寧に書くことを心掛けるのはもちろん。誤字脱字を無くし、漢字をしっかり使うことが必要です。▼例えば、NさんとSさんが良い例です。原稿用紙に並んだ丁寧な文字はそれだけで読み手を心地よい気分にしてくれます。▼今年は校正、清書の時間を大事にしていきます。国語辞典は必携です。

二人の作文の全文は次のような中身でした。

①ベチャ、グニ。この音は田んぼに入った時の音です。今日は田植えをしました。
②田植えをして、私は、去年よりもたくさんなえを植えました。数は2列分くらいです。去年よりもたくさんなえを植えられてよかったです。
③今回の田植えで田んぼがとてもつめたかったです。去年はそんなにつめたくありませんでした。田んぼに入ってから5分くらいすると足がつめたくなってきました。足がこおりそうでした。
④私は田植えをして服があまりよごれませんでした。去年とくらべると今年の方がずっときれいでした。去年はズボンに手のひらくらいのおおきさのどろがついていたけど、今年は親指くらいでした。
⑤田植えはとってもおもしろかったです。次はいねかりなので、いねかりではいねをたくさんかって、12月のもちつき大会でおいしいおもちが食べられるといいです。田植えはいつもわくわくします。         (N)

①ブチャ。今日は田植えです。わたしはヌルヌルの土の中に入った時、去年より土の中の一番下の所がすごくつめたくって、足が氷のようでした。
②すごくいんしょうに残ったことは、こうたくんが、とても大きな、かたつむりを見つけて持っていたことです。みんなこうたくんについていって、
「みせて!みせて!」
と言っていました。私はすごいかたつむりだなぁと思いました。
③あとは、帰りにありがなにかをはこんでいる所を見ました。ありより大きいむしをあり1ぴきではこんでいたので、力持ちだなぁと思いました。
④田植えをやって、ヌルヌルの土の中に、何回もズボズボはまったけど田植えは、楽しかったです。
⑤早くもち米になって、食べたいです。(S)

2 外での練習時の服装は暖かく&彫刻刀(三〇日〆切)
▼天気予報によると今週は気温があまり上がらないようです。外での運動会練習がある日はウィンドブレーカーなどを着せて登校させてください。▼彫刻刀の申し込みは金曜日までです。

2008年5月27日火曜日

田植えの作文

1 田植えの作文を書きました
▼金曜日に田植えがありました。その日の6時間目に田植えの作文を書きました。それを元に月曜日に仕上げと校正を行いました。
▼今回の作文のポイントは次の3つです。

①オノマトペ(擬声語、擬音語)からはじめる書き出し
②文章の構造(始め・なか1・なか2・まとめ・結び)
③段落の構造

▼①と②については3年生のころから指導してきた内容です。
▼③は段落の構造として次の基本形を教えました。

 ・最初に段落の概要となる文を持ってくる。
 ・自分の主張したい部分を詳しく説明する。
 ・それについて自分の考えや感じたことを加える。

▼実際に文章にすると次のような感じです。

 ・田んぼの中に服を泥で汚した男の子がいます。
 ・男の子の背中には泥の手形がくっきりと残っています。
 ・私は今日の田植えの良い記念品だな、と思いました。

▼3文で書くというのは基本形です。真ん中の説明の文が2文でも3文になってもいいです。間に会話が入っても構いません。これを基本にして、段落をレンガのように積み重ねていくことで分かりやすい文章が出来上がります。
▼以上のようなことを月曜日に指導しました。4年生ではまずこれを第一の目標に作文の学習を進めます。
▼あわせて、今年は文字の形や誤字・脱字がないように清書をすることも大事にしています。

2 子供たちが書いた作文
▼実際に子供たちが書いた作文を紹介します。

①「ちゅうしちん。ちゅうしちん。おれたちは~。」
Yがタオルを回して、歌っている。Yの服そうは、やけにおもしろい。ジャージのズボンは、ひざのちょっと下までまくっている。頭には、フェイスタオルを広げて、体育ぼうしをかぶっているのが、いんしょう的だ。
②みんなが次々に田んぼに入っている。田んぼの中にどろだらけのズボンの男の子がいた。男の子のズボンはどろの重みで今にもさがりそう。私は、それを見て、きたないなと思った。
③私は、車のドアに指をはさんで、ケガをしているので、田植えはできなかった。それで、カメラマンをしていた。みんなは楽しそうに田植えをしている。私は、みんなの写真をとるのが役目ですから、がんばって何まいもとった。フィルムがなくなるくらいのいきおいで、とりまくった。
④田植えの写真は、とてもいいものばかりだった。楽しかった。
(S)

①ブチュ、ブチュ、ブチュ。ぼくが田んぼを歩くたびにこの音がなった。ぼくは、この音がおならみたいな音だから、田んぼのおなら、とぼくはよんでいる。
②ぼくは、さいしょに稲を10本から15本持つとどんどん植えていった。そして、僕が植えていた列がだいだいはんの中で一番、早く終わった。ぼくは、自分をほこらしく思った。終わった後は、みんなを手伝った。
③田んぼからあがると、人がいっぱい集まっているのを見付けた。ぼくは何かと思った。すると、K太くんの手の上になんと10㎝くらいの大きなカタツムリがのっていた。K太くん言った。
「ここにこのカタツムリがいたんだ。」
K太くんは、田んぼのふちのところを指さした。ぼくは、このくらいの大きいカタツムリがいるのかと思って、そこらへんを探した。でも、K太くんが、持っているように大きなカタツムリはいなかった。ぼくはすごく残念だった。
④ぼくが、一番うれしかったことは、楽しくできたことと、去年よりずっところばなかったことだ。それはぼくにとって、すごくうれしいことだ。
⑤田んぼに植えた稲はこんど見る時、もっと大きくなってほしい。今日は本当に楽しかった。
(K)

2008年5月26日月曜日

リーダー

運動会の練習が始まって思うことがあります。
6年生はリーダーにならなければいけない、ということです。

リーダーとはどんな存在か。
藤巻幸夫氏の「チームリーダーの教科書」にはリーダーと管理者を対比させた次の記述があります。
__________________________
リーダー
「やりたいこと」「目標」「挑むべきこと」に向かって、
みんなが進むべき道を指し示し、導いていく

管理者
日常業務のスケジュールやコストを管理する
__________________________

子供たち、特に6年生はリーダーとしての力を意図的に鍛えてやる必要があると思っています。
もちろん、全員がその期待に応えられるわけではありません。
しかし、教えなければ、せっかくの資質も伸ばしてやることができないでしょう。
活動をさせるだけで、指導をしないのではわざわざ学校でやる必要がないと思っています。
自分たちの立場を自覚させ、それにふさわしい振る舞い方、行動を指導するのに運動会などの全校が関わる行事は絶好の機会だと思います。
このチャンスを生かさない手はありません。

追伸
さて、教師自身について考えた時、教師は教室のリーダーであるべきだと思っています。
教室で目指すべきゴールは教師が示すべきです。
子供の意見を尊重するなどと、様々な決定事項を子供にゆだねてしまうのは教師としての責任を放棄しているように見えます。

2008年5月24日土曜日

1時間の授業の構成について(メモ)

授業の構成

ガニェの9教授事象

1,学習者の注意を喚起する
2,授業の目標を知らせる
3,前提条件を思い出させる
4,新しい事項を提示する
5,学習の指針を与える
6,練習の機会をつくる
7,フィードバックを与える
8,学習の成果を評価する
9,保持と転移を高める

社会「災害へ備える」の場合
1,学習者の注意を喚起する
・阪神・淡路大震災のニュース、画像。
・震災を経験した人の手記。

2,授業の目標を知らせる
・地震などの災害に備えるために必要なことは何かを考える。

3,前提条件を思い出させる
・火事が起きたとき、消防署は5分程度で現場に駆けつけた。
・しかし、阪神・淡路大震災では上手く機能しなかった。

4,新しい事項を提示する
・震災ではどのようなことが起きるか、説明。

5,学習の指針を与える
・教科書、消防署の人の話から、何が必要かを読み取る。
・全員で読み、全員で作業を行い、情報の入手方法を知る。

6,練習の機会をつくる
・教科書、自治会長さんの話から、実際に行われていることを読み取る。
・各人が教科書から情報を獲得する。

7,フィードバックを与える
・獲得した情報を黒板に書かせ、どのようなものがあるかを確認する。
・適切に情報を入手でいなかった子供たちにはノートするための資料とさせる。

8,学習の成果を評価する
・学習感想文を書き本時の学習内容の定着度合いを見る。

9,保持と転移を高める
・自分だったらどんなことができるかを考え、ノートに書かせる。

順調に

もうすぐ五月も終わりです。
ここまで学級は順調に機能しています。

お互いを尊重する態度も見られますし、自分以外の人のために動こうという意志も感じられます。
みんな遊びは全員で盛り上がれます。
授業についても、子供たちの反応がいいので、私自身が楽しんでやれています。
教室に入るのが毎日、楽しみです。

来週から運動会へ向けた練習が本格化しますので、
これを機会に学級の団結力を高めたいと考えています。

日記をさぼっていたのは授業公開と校内研究の提案と雑誌原稿とモニターのアンケートなどなどが重なっていたためです…。
とりあえず一山越えたのでポツポツ書いていこうと思います。

2008年5月20日火曜日

2008年5月19日月曜日

消防署見学の礼状

①もうすぐ、運動会です。先週は、消防署の見学をさせていただき、まことにありがとうございました。ぼくは中に入って、すごくきれいで感動しました。
②まず、梯子車がすごく大きくてびっくりしました。ぼくの家の車の長さの三倍くらいだったからです。ぼくはもっと小さいと思っていました。
③次に、消防隊の服がすごく重いことがわかりました。消防服を着たりょうくんがぼくより重いと言っていました。ぼくが着たら、立てないと思います。
④ぼくは消防署にはいろいろな機械があって、その機械を覚えるのに、一年くらいかかると思います。その機械を覚えられるようだったらうれしいです。
⑤もう五月ですが、かぜをひかないようにしてください。先週はまことにありがとうございました。(KS)

①学校では、今週から運動会の練習が始まります。また、今週の金曜日には、田植えがあります。先週は消防署の見学をさせていただき、ありがとうございました。私は初めて消防署の中を見ました。
②まず、2階の司令室におどろきました。たとえば、司令室はとても静かだったことです。とくにおどろいたのは、司令室には人がいないときはないということです。私は司令室にいる人は大変だと思いました。
③次に、消防車におどろきました。たとえば、消防車の大きさは教室2つ分くらいの大きさでした。とくに、おどろいたのは消防車の中にあった道具の数です。道具の数はとても多かったです。私は道具の数はとても多いなあと思いました。
④私は、消防署の見学をして、消防署はすごいなあと思いました。
⑤消防署の見学をさせていただき、ありがとうございました。けがをしないようにして下さい。(NY)

消防署見学の礼状

①もうすぐ、運動会です。先週は、消防署の見学をさせていただき、まことにありがとうございました。ぼくは中に入って、すごくきれいで感動しました。
②まず、梯子車がすごく大きくてびっくりしました。ぼくの家の車の長さの三倍くらいだったからです。ぼくはもっと小さいと思っていました。
③次に、消防隊の服がすごく重いことがわかりました。消防服を着たりょうくんがぼくより重いと言っていました。ぼくが着たら、立てないと思います。
④ぼくは消防署にはいろいろな機械があって、その機械を覚えるのに、一年くらいかかると思います。その機械を覚えられるようだったらうれしいです。
⑤もう五月ですが、かぜをひかないようにしてください。先週はまことにありがとうございました。(KS)

①学校では、今週から運動会の練習が始まります。また、今週の金曜日には、田植えがあります。先週は消防署の見学をさせていただき、ありがとうございました。私は初めて消防署の中を見ました。
②まず、2階の司令室におどろきました。たとえば、司令室はとても静かだったことです。とくにおどろいたのは、司令室には人がいないときはないということです。私は司令室にいる人は大変だと思いました。
③次に、消防車におどろきました。たとえば、消防車の大きさは教室2つ分くらいの大きさでした。とくに、おどろいたのは消防車の中にあった道具の数です。道具の数はとても多かったです。私は道具の数はとても多いなあと思いました。
④私は、消防署の見学をして、消防署はすごいなあと思いました。
⑤消防署の見学をさせていただき、ありがとうございました。けがをしないようにして下さい。(NY)

2008年5月18日日曜日

お料理中

ニラの卵とじ中。