2011年7月23日土曜日

漢字テスト

昨日、漢字テストを行いました。
夏休み前のまとめとして行う五〇問のテストです。
前の週から範囲の予告を行い、練習をさせてきたので、
よく書けている子が多かったです。
平均点88点でした。(あと少しで90点おしい!)

ちょっと、嬉しいエピソード。
普段、字の雑な、作文を書かせてもひらがなばかりのH君。
テストには、時間いっぱいまで一生懸命に取り組んでいました。
最後まで書き終わって、私のところに持って来たとき、
「先生、コレ(漢字テストのこと)、きたかも(イイ点数がとれそうということ)!」
と言います。
書かれている漢字はどれも丁寧な文字でしっかりと書けています。
「よし、どれどれ」
早速、目の前で採点してみました。
すると、なんと、間違いが一問だけ!
「おおっ!、これは、やばいね(素晴らしいねということ)!」
ニヤニヤと嬉しそうなH君。
漢字の読み書きが苦手で、教科書にもふりがなを付けることが多い彼ですが、
きっとたくさん練習したのでしょう。
こういう瞬間に出逢えることがこの仕事をしていて一番、嬉しいことです。

授業のこと

仕事で一番、楽しいのが授業をしている時間です。
教師の仕事でもっとも多くの時間は、授業をして過ごすのですから、
この時間が嫌いだったら、終わってます。(苦笑)

休み時間とか、放課後とか子供たちと遊んだり、おしゃべりしたりも
もちろん好きなんですが、
やっぱり授業で盛り上がったり、できなかったことができるようになったり。
そんな瞬間を間近でみられる時間が大好きです。

夏休み前、いろいろな教科で授業のふり返り(学んだことやできるようになったこと、楽しかったことなどを書かせています)で、前向きに授業の感想を書く子が多くてとてもうれしいです。
やる気が出ます。

2011年7月17日日曜日

7月15日のこと その2


3時間目と4時間目は総合的な学習の時間。
国際理解をテーマに行ってきた学習の終盤戦。
世界の国や地域をモビールにする授業。
学習活動のねらいは、モビールの作成を通して、世界の国や地域のおよその形や大きさに興味を持つこと。
みんな大きくて書きやすいからとロシアを写していましたが、
いざモビールにする時になってロシアの大きさとバランスがとれるようにその他の国を組み合わせるのに結構、苦労していました。
ちょっと失敗は、うちのクラスは国境を大きく切ってもいいことにしたのですが、
国境をキレイにがんばって切った方ができあがりはずっと良くなるということ。
隣のクラスのを見て、失敗した、と思いましたが、まあしかたがない。
次回(あるのか?)、この経験を生かすことにします。

ちなみに、ここまでの国際理解の授業、こんな感じで、進んできました。

1,地図を描けるかな…1時間
<ねらい>これから行う国際理解の学習に見通しを持つ
・知っている外国の国を挙げてみよう
・日本地図を描けるかな
・世界地図を描けるかな
・身の回りの「外国」を探してみよう
・ふり返り

2,世界地図を見てみよう…1時間
<ねらい>世界の中の日本の位置と世界の主な国と地域の広がりを知る
・世界地図の中の日本
・世界にはどんなものがあるのかな
(一番高い山、一番長い川など)
・世界にはいくつの国があるのだろう
・国旗を知っているかな
・ふり返り

3,世界の国旗…1時間
<ねらい>国旗を通して世界の国々へ興味を持つ
・国旗カルタをつくろう
・国旗の由来を知ろう
(日本の国旗、世界の国旗 ※主な物を5つくらい)
・国旗カルタで遊ぼう
・ふり返り

4,地球儀学習…1時間
<ねらい>地球儀を使い、世界の国々の位置関係や緯度と経度、時差や季節の違いなどに興味を持つ
・地球儀を見てみよう
・南半球と北半球、緯線と経線
・暑い国と寒い国
・時差、季節の違い
・ふり返り

5,外国の遊び体験…2時間 ※うち一時間は夏休み前に実施
<ねらい>外国の遊びを通して他の国々へ興味を持つ
・外国の遊びや文化を体験してみよう
・ふり返り

6,モビールを作ろう…3時間
<ねらい>モビールの作成を通して、世界の国や地域のおよその形や大きさに興味を持つ
・世界地図から国を写し取ろう
・モビールを作ろう
・ふり返り

で、この後は、次の活動に進む予定です。
これは、夏休み後のはなし。
○外国の国を紹介しよう(クイズ作り、ポスター作り)…6時間
<ねらい>学んだことを自分なりの方法で表現する

2011年7月16日土曜日

7月15日のこと その1

午前中は社会、算数、総合。
午後から研究会(札幌市立羊丘小学校)に出かけました。

午前中の学習では、社会科で「黙ってやる活動」「思いを伝える活動」にメリハリをつけるように指導。
学習活動には、それぞれに「ねらい」があります。
何のためにやっているのかを考えさせて、徹底させました。
今年は意識して引き締めるようにしています。
引き締め忘れることもありますが…(苦笑)。
子供たち、活発に真剣にやってくれました。

算数のテストは、あまりのあるわり算。
あまり無しのわり算から単元を入れ替えて、
引き続きで行うことにしました。
あまり無しのわり算の平均点が、144点。
今回のあまりのあるわり算の平均点が、140点でした。
なかなかよかったと思います。
計算は、ほとんどの子が大丈夫。
課題は、文章題であまりを切り上げる場合と、切り捨てる場合の区別をつけられるようにというところです。
火曜日、テストを返した時に考えさせてみようと思っています。
大切なところですから。
今年は、校内研究で算数の時間に「ふりかえり」を文章で記述しましょうという取り組みを行っています。
テスト後に記述させたふり返りを紹介します。

■あまりのあるわり算は、少しむずかしかったです。一つ目は、九九で、わり算のわられる数よりも、すくないわる数字で九九をしていきます。たとえば、、32÷6の計算だったら、6の段で、32の答えよりも少ない答えをさがすところです。二つ目は、答えをさがしたら、あまりのところです。なので、わたしは、あまりのあるわり算が、むずかしかったです。(A)

■わたしは、あまりのあるわり算が、むずかしかったです。理由は二つあります。一つ目は、わり算の計算をする時に、かけ算を、パッと出せないので、おそくなり、あまりを出す時がとくに、おそくなることです。二つ目は、かけ算を言っていく時に、数字が大きい方に答えを出しちゃうからです。前に出る人の答えを見たりすることもあるから気をつけます。これからは、パッと答えが出るようかけ算を、おぼえるように、がんばります。そして、次のべん強に入っても、やり方をわすれないよう、次のべん強もがんばります。(K)

■わり算がよくわかった。一つ目は、先生がすごくきびしくてめんどうくさかったけど、だけどきびしい方がわかってきて、どんどんきびしくされた方がいいと思った。二つ目は、そのままやっていたら、計算もはやくなってきて、やっぱりきびしい方が成長するのだと思った。だからよくできたんだと思う。夏休み明けのべん強もがんばる。ぜったいに!!(S)

ふり返りは、学習の履歴として大切だし、書くことで自分自身の学びをモニターする効果的な方法だと思っています。
今回のふり返りを見ていてもそう確信しています。
10分~15分くらいの時間だったら、文句も言わずに黙って鉛筆を走らせる子供たちです。
何をどうやって書くか、といった指導と合わせて一年を通して書かそうと思います。

2011年7月13日水曜日

はいく

夏休み 虫がわいわい 出てくるよ(萌)
冬休み 雪まつりで にこにこだ(拓登)
夏休み 石狩の社長 生きていた(奏人)
夏休み みんなわらって うれしいな(桃子)
夏休み ワクワクするよ 楽しみだ(悠衣)
夏休み 長い夏だよ 遊ぶべし(歳景)
夏休み 風鈴の音を 聞きながら(宝奈)
夏休み みんなわらって プール行く(和鷹)
夏休み 海に行ったら 泳ぐかな(佑真)
夏休み お祭り行って ぼんおどり(麗)
夏休み クワガタとりに 行こうかな(希一)
暑い日も すずしさはこぶ 風鈴よ(明依)
夏休み 空にいっぱい 花火だね(楓)
きれいだな 風鈴ねいろ 夏の音(颯太)
育つかな お店で買った 金魚さん(悠生)
雪だるま 冬になったら 食べちゃうぞ(清美)
春休み 虫が出てくる 虫取りだ(萌未)
夏休み 楽しいプール 行きたいな(光)
夏休み スイカを食べて 楽しそう(理紗)
夏が来た 虫の声がね すずしいよ(茉侑)
夏休み ラジオ体操 行くのやだ(陽基)
夏休み ねむたい朝だ まだねるよ(愛華)
夏休み ゆらゆら動く ふうりんや(響希)
夏休み 花火ができて 楽しいや(未来)
夏休み 海水浴だ いざすすめ(諒祐)

2011年7月11日月曜日

2011年7月5日火曜日

総合 世界に目を向ける


■総合的な学習の時間に「世界に目を向ける」をテーマとした学習を行っています。これまで世界地図を使ったり、国旗カルタをしたりといった学習を進めて来ました。月曜日の総合では、アメリカの大学に留学している学生さんをゲストにお迎えして、外国での暮らしや現地の友達のことなどを紹介してもらいました。

◇今日は、Iさんが、アメリカから日本に来てくれました。本当は日本生まれだけど、べん強のためにアメリカに行ったのが、とてもすごいと思いました。今井さとみさんが友だちのことをしょうかいしてくれました。ちがう国から来て、アメリカに来たのがすごいと思いました。じゃあ、このへんで『グッバイ』(K)

■学生さんの大学の友だちには、アメリカはもちろん、メキシコやエチオピア、ネパールにインドなど世界各国から来ているそうで、子供たちは地図を見ながら驚きの声をあげていました。特に、上の写真にもあるアメリカのお友だちとは、テレビ電話を使ってその場でお話もさせていただきました。日本の五時間目は現地で真夜中(午前0時半!)だったり、家の作りが違ったり(地下室がある!)などといったことをカメラを通して見せてくれ、大盛り上がりでした。その時の様子をほんの少しですが、茶話会でもお見せできると思います。

◇Iさんは、えい語がしゃべれていました。わたしは、えい語をしゃべれないので、「かっこいいなぁ」と思いました。わたしもえい語をしゃべれるようになりたいなあ。(H)

■一時間の授業の終わりには、すっかり影響されて、
「では、全員、起立!」 「イエス!」
「前へ進め!」  「イエス! グッバ~イ!」

■指示にも英語で応答する子供たちでした。こんなところから英語に興味を持つと、英語も楽しく学べるのかも知れませんね。では、グッバイ!

2011年7月2日土曜日

総合 世界に目を向ける

世界地図を描いてみようという総合のつづき。

○世界地図を見てみよう…1時間
<ねらい>世界の中の日本の位置と世界の主な国と地域の広がりを知る
・世界地図の中の日本
・世界にはどんなものがあるのかな
(一番高い山、一番長い川など)
・ふり返り

前回、何も見ないで描いた日本地図と世界地図を本物と比べてみようと学習をスタート。
本物を見せたら、「ああ~」という声。
見ると、そうそう、と思うものです。
でも、見ないで描けと言われると辛いもの。
これは、大人も同じかも知れません。
世界地図を見ながら、日本を、そして、日本の周りの国を確認して色を塗っていきます。
「一番大きな国は?」
「一番人口の多い国は?」
「先生、ブータンって国があるよ!」
子供たちは、授業で世界地図をじっくり見る機会が初めてなので興味津々。
この日は、世界で一番高い山や一番長い川、一番大きな湖なんかも確認しました。
実際に地図にそれぞれを書き込んでみると、
「先生、日本よりも長いよ!」
などということにも気づきます。
あっという間の一時間でした。


○世界の国旗…1時間
<ねらい>国旗を通して世界の国々へ興味を持つ
・国旗の由来を知ろう
(日本の国旗、世界の国旗 ※主な物を5つくらい)
・国旗カルタで遊ぼう
・ふり返り

前の時間の復習問題から初めて、国のことを勉強しようと課題提示。
世界で一番大きな国(ロシア)や一番小さな国(バチカン)を探させてから、
何カ国くらいの国があるんだろうと予想してみました。
国について興味を持ってもらってから、「ppt」で国旗をいくつか提示しながら、
国旗の由来について説明。
最後は国旗カルタをやりました。
「世界で一番早く朝が来る キリバス!」「はいっ!」
みたいな感じです。
国旗カルタをやりながら、
「だから、キリバスの国旗に太陽があるんだ!」
などというつぶやきがあり、とてもいいなと思いました。
こういうの、全体のものにしてやりたいと思いますが、
みんなカルタに夢中で…、次の課題とします。

三年生の国際理解のテーマは世界に目を向ける。
こんなところから、始めています。

追伸
国旗カルタをやった翌日、
「先生、家から国旗カルタ持ってきた!」
という子がいました。