1、すずめのおくりもの
■「すずめのおくりもの」というお話を知っていますか。ある朝、働き者のお豆腐屋さんのところに、たくさんのすずめたちがやってきました。小さいお豆腐を一丁作って下さいといいます。やさしいお豆腐屋さんと、かわいいすずめたち。国語の教科書に載っている「きつねの窓」の作者、安房直子さんが描くもう一つの物語です。私たちのすぐそばにありそうなひにちじょう風景の中にそっと入り込んだ不思議な、そしてやさしい時間。ほっと心が温かになるお話です。忙しい日常に疲れた大人にもオススメです(笑)。
■この本は、図書館司書の大山先生にお願いして、市立図書館から借りていただきました。この本、現在、絶版のようで、Amazonでは、中古で五千円近い値がついています。すずめのおくりものは、ありませんが、学校の図書館には、他に何冊か安房直子さんが書いたお話があります。司書の大山先生に尋ねてみて下さい。
■このように双葉小の図書館では、司書の大山先生にお願いをすると、本を探していただけます。今回も「大山先生、授業できつねの窓って学習しているのですが、図書館に安房直子さんの書いたお話ありませんか?」と尋ねたらさっと教えていただけました。双葉小にいると当たり前に思っているかも知れませんが、これは、特別なことだと思います。有り難いですね。
2、図書の返却と冬休み図書の貸し出し
■明日から来週の火曜日(十四日)までは、図書の返却期間です。本は借りられません。
■現在、図書館から借りたままの本がある人は、必ずこの期間のうちに返すようにして下さい。実は、夏休み前から本を借りたままの人もいます。ご家庭で、確認をお願いします。
■冬休みの貸し出しは、十五日から二十四日までです。一人五冊まで借りられます。
3、最近読んだ本
■私が小学校のころ住んでいた北広島の団地の近くに住民センターという場所がありました。当時、そこの図書室に通って、よく本を借りていました。図書室の方々と顔なじみになるくらい通いました。今の自分のものの考え方や性格は、大人になってスイッチしたものではなく、読書の積み重ねによるものだと分析しています。その人の持つ世界や価値観を広げるのに読書は、大切な役割を果たすものだと考えています。
■しかし、難しいことばかり考えていると疲れてしまいます。お坊さんの引用が多い私ですが、楽しむのための読書では、推理小説が好きです。今、読んでいるのが、歌野晶午「舞田ひとみ一四歳、放課後ときどき探偵」という小説です。本書は、語り手の中学生が通う学校やその周囲で起こる事件と謎に十四歳の中学生が挑むという内容です。 実は、こんな小説の中にもちょっとした生きるヒントが隠れていたり、いなかったり。要は、私たちの読み方次第です。
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