2010年12月10日金曜日

菜根譚と木曜日の教室

1、菜根譚(さいこんたん)

■「菜根譚」という書物があります。中国、明の時代の学者である洪自誠(こうじせい)が書いた書物です。儒教、道教、仏教の教えの中から、「人は如何にして生きるべきか。」を人々に話し聞かせるためにまとめたものです。
■この時代の中国は、役人は官位奉職を欲し、政治家は派閥争いに明け暮れ、国民は過酷な生活を強いられていたそうです。「菜根譚」は、そんな時代に生まれました。
■「菜根譚」は日本でも論語と並んで、古くから読まれている書物です。現代語訳されたものや独自の解釈を加えたものなど、多くの種類が出版されています。以前は探すのに苦労しましたが、最近はよく目にするようになりました。文庫本からビジネス書まで本当にたくさん。新聞やテレビを見ると目を覆いたくなるようなニュースばかりです。そんな世の中の空気が「菜根譚」を求めているのかも知れません。
■ある日、ふと立ち寄った本屋のレジで、かわいいイラストが書かれた表紙に「菜根譚」の文字を見つけました。キティなどのキャラクター商品で人気のサンリオが出版した「みんなのたあ坊の菜根譚」の本でした。
■株式会社サンリオの社長、辻信太郎さんは、この本のまえがきで「みんなのたあ坊の菜根譚」を出版した理由を次のように書いています。

 今回、サンリオでは子供を含めたすべての人たちに、平和と友情が如何に大切であるかを知ってもらい、みんなが思いやりの心を持ちながら助け合って暮らせる社会を作りたいという気持ちから、みんなのたあ坊の力を借りて、わかりやすい「みんなのたあ坊の菜根譚」を編集しました。

■子供たちには卒業に向けて、自分のお気に入りの、大切にしたい言葉を一つ見つけるように課題を出しています。その例として本書にある言葉を紹介しています。子供向けに編集してありますので、言葉も平易で分かりやすいです。日々をよりよく生きるための、また、壁にぶつかった自分を励ますための、そんな言葉を見つけて欲しいと思っています。


2、木曜の教室で嬉しかったことを紹介

■図工後、版画の削りくずだらけの教室を誰に言われるでもなく掃除をしていた、植木さん、七瀬さん、宮越君、中山さん、齋木さん、有り難う。ふと目にしたその姿がとても嬉しかったです。
▼熱を出して保健室で休んでいた内田君に給食やカバンを届けに行ってくれた元気な男の子たち、有り難う。弱っている内田君にとって何よりうれしいことだったでしょう。
▼何でもバスケットの罰ゲームを楽しくやってくれた将人君、村瀬君、太一君、有り難う。一日の終わりを笑顔で終えられることほど嬉しいことはありません。
▼自分を犠牲にして他人に利益を与えること、他人の幸福を願うこと、それを利他と言います。利他の持ち主が少しずつ増えていること、嬉しく思います。

0 件のコメント: