2012年9月9日日曜日

副読本を教えていて思う


現在、市内で使用している副読本は平成23年度の教科書改訂に合わせて、
新しく編集し直されたされたものです。
平成22年度の作業でした。
(結構、たいへんでした…)

ただし、学習内容の関係から、四年生の単元については今年から新しい副読本を使用しています。
(いくつかの単元で3年生と4年生で学習年の移動があったので)

私も四年生の副読本でまちづくりの部分を担当していました。
丁度今、子どもたちが学習しているのが自分の書いた内容です。
先週、見せていただいた研究授業でも自分の書いた文章を子どもたちが音読したり、
線を引いたりしていました。
自分の学級でも同じようなことをしますが、何だか照れくさい感じです。

子どもたちが使用するテキストを自分で書いてみて、使ってみていくつか考えたことがあります。

・資料に指しやすいように番号をつけたのはよかった
「○番の~」みたいに言うと子どもたちの視線がさっと動きます

・本文は短くするのがいい
句点で交代させながら読んでいて、長かったと思う箇所が2,3ありました…
一文に一義でないと子どもたちが読み切れません。

・平易な言葉と需要語句のバランス
社会科は難しい言葉が多くて子どもたちに嫌われます。

・たくさんの情報の中から子どもたちに何を知らせて、何をカットするかの選択の重要性
膨大な資料から本文を書くときにかなり精選したつもりですが、これでよかったかどうか。
自分も最後まで実際に教えないと最終判断できないかな。


先日、市教研の事後研でも石狩川治水の方針転換について、どのタイミングでどの程度の情報を子どもたちに教えるかが話題になりました。

自分は地元に根ざした調査活動で治水の基本方針を作成した時期と時代の要請で土地改良へと舵を切った時期とに分けて指導するのがいいと思っています。

ただ、こういうことを副読本には載せていませんし、指導書にも書きませんでした。ですから、本当は何かの機会に市内の先生方に伝えられるといいなと思いました。
こういうのこそ夏休みに研修しておくといいのに。
と今、思っていますが、来年の夏休みには忘れてしまうのが自分だったりします…。


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