1、元気の出る言葉かけ
▼総練習も終わり、いよいよ次の日曜日は運動会の本番です。紅白に分かれて互いに力を競い合いますが、勝ち負けに関わらず、自分の精一杯の力を発揮して欲しいと思っています。運動会は勝ち負けがつきものです。しかし、勝った、負けた以上に大切なことを学ぶ良い機会でもあります。子供たちにはより大切なことを学んで欲しいと考え、今週の道徳の授業をセットしました。▼火曜日の道徳の時間に「元気の出る言葉かけ」という学習をしました。人と関わって生きていく上で、思いやりの気持を持つことは人間らしく生きるためにも是非とも必要なことです。四年生の子供たちには相手の立場や気持を考えて、自分がどのように行動したらよいかを判断する温かな心づかいができるようになって欲しいと考えています。
2、道徳の授業で
▼授業では、まず、読み物資料の中に出てくるサッカーの試合でミスをした子供の気持ちを考えて、どのような言葉かけをすれば、その子が元気を出すことができるかを考えました。次に、一人一人が考えた言葉を隣同士で役割交代しながらロールプレイを行い、体験してもらいました。そして、「これは気持が良かった。」または「元気が出た。」、という言葉かけをみんなの前で発表してもらいました。
3、子供たちの言葉
▼子供たちは自分たちの生活経験などから、いろいろな言葉かけを考えてくれました。何人かの言葉を紹介します。どれも、実際にかけられたら元気が出そうなものばかりです。
◆大丈夫だから、落ち込まないで、がんばろう。ラインサッカーはチームプレーだから、みんなの責任だよ。(S)
◆だれでもミスはあるよ。またがんばりましょ。(K)
◆だいじょうぶ、今日、一緒に公園でラインサッカーの練習やろうよ!!(H)
◆失敗は誰にでもあるから大丈夫だよ。(S)
◆今日はせいいっぱいやれよ。ぼくたちがカバーしてやる。(K)
◆ドンマイ!今度は必ず、うまくいくよ。人間、だれだってそういうことはあるよ!!(S)
◆気にすんなよ。これはチームプレーだよ。次だよ。次、次。がんばればいいんだよ。(T)
◆大丈夫だよ。みんなは、太郎君が大切な仲間なんだよ。さあ、いっしょにがんばろうよ。試合だって、絶対に勝てるよ。(T)
4、学習感想文から
▼最後に、これまでの経験や授業中の言葉かけを聞いて感じたことやこれからの生活に生かしたいことなどを書かせました。▼感想文の中で、次に紹介する3人のように友だちの良さを素直に認める子供がいました。感想文に取り上げられている友だちはもちろん。そこに気付き、認めることのできる3人も素晴らしいです。こういうことが学級全体に広がってほしいと願っています。
◆これから、落ち込んでいる人がいたら、元気になるような言葉をかけてあげたいです。バドミントンのダブルスで私がミスをしてしまって、負けたとき、友だちに、「次はがんばろうね!わたしもミスしたことあるから。」と言われたことがあったので、その時は、すごくうれしかったです。(K)
◆R君がこんなことを言っていました。「だいじょうぶだよ。人間、一回はミスをするから。これからがはじまりだよ。」と言ってくれました。もし、その子に言っていたら、その子はぜったいにうれしいと思います。(S)
◆Cちゃんの言葉はすごく元気が出て、いいと思います。これからはCちゃんみたいにやさしく元気の出る言葉をかけたいと思います。(T)
0 件のコメント:
コメントを投稿