2009年6月27日土曜日

運動会の作文

1、運動会の作文
▼石狩市立若葉小学校最後の運動会が終わりました。どの子も「最後」意識してがんばっていました。終了後、運動会の作文を書きました。今回は「書き出しの工夫」、「オノマトペ(擬音語・擬態語など)の使用」がテーマです。今回は題材が実際に自分が体験したこと(運動会)だったので、よく書けている子が多かったです。その中から今回は二人の作文を紹介します。

「プログラム十五番、四年生による中学年リレーです。」
 私はドキドキしていた。すると、後藤先生が、
「早く並べ」
と言った。私は早く並んだ。入場後、応援歌がかかった。そこで、私は大きく手を振った。応援歌が終わった。ついに、中学年リレーがはじまった。
 最初は紅組が勝っていたけれど、途中で白組にぬかされた。とうとう、四年生にバトンが来た。私はドキドキした。拓也君からバトンをもらった。次にバトンを渡す人は颯君である。私が走っている途中にくつがゆるくなったが、最後まで走りきった。最後のアンカーにバトンが来た。黄色、白、ピンク、赤の順番が並んだ。結局、赤組は負けたけれど、心がワクワクする一日だった。
 運動会が始まる前まではいろいろな、きびしい練習をいっぱいした。私が練習で一番がんばったことはリレーである。練習の時に、「運動会では赤が勝つ!!」と思っていたけれど、本番の運動会では赤組が負けた。だが、年に一度の運動会だから、すごく楽しい一日だった。来年は双葉小学校になるけれど、運動会では勝ちたいです。
(H)
★「ドキドキ」「心がワクワク」等、心の描写が工夫されています。(山本)

「ねぇねぇ、ひびきちゃん、きんちょうしない?」
 私はひびきちゃんに話しかけた。
「うん、すっごくきんちょうする。」
「まだ、この組で走ったことないからねー。すごく、きんちょうするんだよ。」
「うんー。」
ひびきちゃんも私と同じ気持ちだった。
 タイムを計った時は、いっつも三位、どうしても太響君と、玲音君にはかなわかなかった。すごくくやしかった。
 いよいよ本番。次が私の番だ。初めてあった人にあいさつをする時みたいに、心がドキドキした。
「よーい。」
 校長先生がいきおいよく言った。心臓が太鼓の音のようにドンドン鳴った。バーン。ピストルの音が聞こえた。急いで走った。
「八十メートルは長いよー。」
私の口から小さな声がもれた。でも、一位をとれるようにがんばった。ゴールにとどいた時、私の手は汗だらけ。心臓は象の足音みたいにドンドン鳴っていた。
「白いの一位。」
 後藤先生の声が聞こえた。学校では一位をとったのが初めてなので、心の中ではパーティー状態だった。
 家に帰ってから、ビデオでとったのを見てみると、私だけ、手と足がそろっていて、家族みんなに笑われました。
(T)
★作文中の会話の使い方が場面の様子を伝えるのに効果的です。(山本)

▼作文は自分の感じたことを表現するだけでなく、考えを整理するのにも役立つ大切な学習です。作品の見栄えよりも多作による経験値を積ませることに重点を置いて取り組みます。▼いよいよ紅葉山小学校との統合(平成22年度開校、石狩市立双葉小学校)に向けた校舎の改修工事に伴ってクラブ活動の日程が変更になりました。

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