2008年4月11日金曜日

愛語、なりたい自分-one loveNO,05

1,愛語について
▼学校は学力を身につけるところです。しかし、学力だけが高くても人としては未完成です。そこで大切なのが「愛語」です。
▼愛語は鎌倉時代の道元というお坊様の言葉です。この言葉のおよその意味は次の通りです。『愛の心から出発した愛の言葉をつかいましょう。かりそめにせよ荒々しい言葉やとげとげしい言葉を使うのはよしましょう。自ら進んで相手に心のこもった言葉をかけていくうちに、かけられた人もやがてその喜びに魂を動かされるでしょう。』
▼昨年度から子供たちには愛語について機会ある毎に語ってきました。何も言われなくても子供たちはプリントを回す時に「どうぞ、ありがとう」の言葉かけが出るようになりました。プリント一枚でも「どうぞ、ありがとう」の言葉かけがあると笑顔が生まれます。笑顔のある教室は気持ちの良いものです。

2,愛語強化週間
▼さて、そんな愛語を意識して使おう、という取り組みを行っています。始業式からの一週間を「愛語強化週間」と位置づけました。
▼取り組みの内容として愛語が使えなかったものには「イエローカード」を。下品な言葉を言ったものには「下品カード(茶色)」を。愛語が使えたり、友だちのために良い行いをしたりした者には「グリーンカード」を渡しています。

▼愛語の本来的な意味から言うと、このようなカードは無意味なのですが、最初の動機付けとして多少ゲーム的な要素を入れています。子供たちも楽しみながら取り組んでいます。
▼昨日、早速、グリーンカードが出ました、床さんと草太君です。一、二年生が重い荷物を運ぶのに難儀していたところを助けたということでカードを獲得しています。また、この二人にカードを渡す時に自らのことのように喜び、拍手をしていた谷口君にもカードを渡しました。友だちの成功を一緒に喜べるという態度は大変素晴らしいことです。

3,なりたい4年生像
▼子供たちになりたい4年生像を発表させました。一人一人自分の目標があります。通信の中で少しずつ紹介していきます。

◆ぼくは、元気が好きです。なぜかというと、いつも学校が休みでも風邪をひいてしまうので、元気に登校したいからです。ぼくは、元気な四年生になりたいです。そのためには手洗い、うがいと汗をすぐにふいて下着を清潔にすることです。次に、ケガをしないようにすることです。そのためには転ばないようにして、危険なことをしないようにすることです。(T)

◆ぼくは、サッカーをがんばっています。ぼくは一日一時間ぐらいやっているとエラシコができるようになりました。ぼくは、一年生にやさしい四年生になりたいです。なぜかというと、学校のことをあんまり知らないからです。例えば、わからないことを教えてあげたりします。(K)

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