素直じゃないと本当の技術が入っていかないですね。
ちょっと知識があったり、中途半端な勉強をしてきてると
、素直に聞けねぇから、往々にして間違いが起こる。
小川三夫 (鵤工舎舎主)
■いっさいの妥協を許さないその仕事ぶりで、「法隆寺の鬼」と呼ばれた宮大工棟梁・西岡常一氏をご存じでしょうか。
冒頭に紹介しましたのは、その西岡氏に二十二歳で入門し、唯一の内弟子となられた小川三夫さんの言葉です。
小川さんは、入門後、師匠からこう言われたといいます。
「これから一年間は、テレビ、ラジオ、新聞に一切目をくれてはいけない。物づくりだけをしなさい」
小川さんは、その言葉を「はい、そうですか」と素直に受け入れ、毎晩遅くまで、納屋でひたすら研ぎ物に没頭されたそうです。
素直な気持ちを持つことの大切さは、小川さんのみならず、スポーツ界の名将や、経営の神様と呼ばれる人物まで、多くの方が説いています。
人は人によってのみ磨かれる存在ならば、そこに我欲や反発心があってはならない。
与えられた境遇を静かに受け入れ、無心に、真っ正直になっていく。
TVやネットで簡単に情報が手に入れることができ、頭でっかちになりがちな私たちが深く受け止めるべき言葉ではないでしょうか。
いよいよ卒業が視野に入ってきました。
小学校生活最後の日々を素直に真っ直ぐに成長してほしいと願っています。
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