2008年5月27日火曜日

田植えの作文

1 田植えの作文を書きました
▼金曜日に田植えがありました。その日の6時間目に田植えの作文を書きました。それを元に月曜日に仕上げと校正を行いました。
▼今回の作文のポイントは次の3つです。

①オノマトペ(擬声語、擬音語)からはじめる書き出し
②文章の構造(始め・なか1・なか2・まとめ・結び)
③段落の構造

▼①と②については3年生のころから指導してきた内容です。
▼③は段落の構造として次の基本形を教えました。

 ・最初に段落の概要となる文を持ってくる。
 ・自分の主張したい部分を詳しく説明する。
 ・それについて自分の考えや感じたことを加える。

▼実際に文章にすると次のような感じです。

 ・田んぼの中に服を泥で汚した男の子がいます。
 ・男の子の背中には泥の手形がくっきりと残っています。
 ・私は今日の田植えの良い記念品だな、と思いました。

▼3文で書くというのは基本形です。真ん中の説明の文が2文でも3文になってもいいです。間に会話が入っても構いません。これを基本にして、段落をレンガのように積み重ねていくことで分かりやすい文章が出来上がります。
▼以上のようなことを月曜日に指導しました。4年生ではまずこれを第一の目標に作文の学習を進めます。
▼あわせて、今年は文字の形や誤字・脱字がないように清書をすることも大事にしています。

2 子供たちが書いた作文
▼実際に子供たちが書いた作文を紹介します。

①「ちゅうしちん。ちゅうしちん。おれたちは~。」
Yがタオルを回して、歌っている。Yの服そうは、やけにおもしろい。ジャージのズボンは、ひざのちょっと下までまくっている。頭には、フェイスタオルを広げて、体育ぼうしをかぶっているのが、いんしょう的だ。
②みんなが次々に田んぼに入っている。田んぼの中にどろだらけのズボンの男の子がいた。男の子のズボンはどろの重みで今にもさがりそう。私は、それを見て、きたないなと思った。
③私は、車のドアに指をはさんで、ケガをしているので、田植えはできなかった。それで、カメラマンをしていた。みんなは楽しそうに田植えをしている。私は、みんなの写真をとるのが役目ですから、がんばって何まいもとった。フィルムがなくなるくらいのいきおいで、とりまくった。
④田植えの写真は、とてもいいものばかりだった。楽しかった。
(S)

①ブチュ、ブチュ、ブチュ。ぼくが田んぼを歩くたびにこの音がなった。ぼくは、この音がおならみたいな音だから、田んぼのおなら、とぼくはよんでいる。
②ぼくは、さいしょに稲を10本から15本持つとどんどん植えていった。そして、僕が植えていた列がだいだいはんの中で一番、早く終わった。ぼくは、自分をほこらしく思った。終わった後は、みんなを手伝った。
③田んぼからあがると、人がいっぱい集まっているのを見付けた。ぼくは何かと思った。すると、K太くんの手の上になんと10㎝くらいの大きなカタツムリがのっていた。K太くん言った。
「ここにこのカタツムリがいたんだ。」
K太くんは、田んぼのふちのところを指さした。ぼくは、このくらいの大きいカタツムリがいるのかと思って、そこらへんを探した。でも、K太くんが、持っているように大きなカタツムリはいなかった。ぼくはすごく残念だった。
④ぼくが、一番うれしかったことは、楽しくできたことと、去年よりずっところばなかったことだ。それはぼくにとって、すごくうれしいことだ。
⑤田んぼに植えた稲はこんど見る時、もっと大きくなってほしい。今日は本当に楽しかった。
(K)

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