1、 始業式の朝
▼始業式の日の朝、新任の私は教頭先生に連れられて体育館へ入っていきました。そこには整然と並ぶ子供たちの姿がありました。
▼前任校の生振小学校は全校児童が若葉小学校の半分以下です。人数の多さの違いはありましたが、キラキラとした瞳で真っ直ぐに先生方の話を聞く子供たちの姿にほっと一安心でした。やはり、学校には子供たちの姿が似合います。
▼校長先生から担任が紹介され、4年生の子供たちの反応が気になりましたが、まだ何ともいえない表情の子供たちです。ただ、教室の様子を見て、
「新しい先生かも知れない」
とは薄々感づいていたようで、大きな驚きは無かったようでした。担任としては驚きの声が欲しい気もしましたが(笑)教室で始業式の翌日に聞いたところ、怖い先生という印象を持っていた子が多かったようです。
▼体育館から4年生の教室へ移動する廊下では早速話しかけてくれる子供が何人かいました。どこを通れば4年生の教室に行けるかを丁寧に教えてくれる子もいて、まだまだ若葉小の校舎に不案内な私にはとても有り難かったです。有り難う。
2、 さすがに4年生
▼子供たちは初日から「さすが4年生だな」と思わせる姿をいくつも見せてくれました。
▼まず、整列が素早くできることです。「廊下に並びなさい。」「前へならえ」これだけの言葉でさっと動いてくれます。「すごいね。」と褒めたら、「もう4年生だからね。」の言葉が返ってきました。この返事にも参りました(笑)。
▼次に、姿勢が良いことです。着任式・始業式・入学式と儀式的行事が続き、正直子供たちには辛い時間だろうな、と思って見ていました。ところが、ピンと背筋を真っ直ぐ伸ばし、話をする人に視線を注ぎながら聴く姿をたくさん見ることができました。良い話の聴き方は「傾聴姿勢」と言って、勉強が出来るようになるためにとても大切なことです。機会をみて話していこうと思っていたのですが、立派な人が多くて驚きました。
▼きっとこれからも紹介する機会はたくさんありそうです。
▼最後に、「ありがとう」の言葉がサッと出たことです。昨日は教科書やプリントなど配付物がたくさんありました。次から次に配るプリントなどを受け取るときに「有り難う」の一言をたくさんの子供たちからもらいました。プリントを配るような機械的な仕事にも「有り難う」の一言があると、温かな気持になります。「有り難う」が自然に出てくる4年生と一年間を過ごすことができること、とてもうれしく思います。
3、 6時間を過ごして(二日目)
▼始業式の翌日は早速、六時間授業でした。朝の会で学級通信を配り、始業式の日に私が感じたことを子供たちに伝えました。真っ直ぐにこちらを見て、話を聞いてくれました。その後は初日の緊張がウソのように私のそばに来て、あれこれ学校のことや友達のこと、家に帰ってからのことなどを教えてくれました。休み時間には手をつないで、校舎の中を案内してもらいました。もう若葉小の校内についてはバッチリです。
▼今週は学級での過ごし方や私の指導方針などについてのオリエンテーションが中心です。教科の授業も本格的なスタートは来週からを予定しています。そんな中ですが子供たちの様子もずいぶんと見えて来ました。これから一年間が楽しみです。
▼学級通信のタイトルは「one love」としました。昨年度までのタイトルを引き継ぎました。このタイトルはボブ・マーリーの歌からとりました。歌詞がとってもすてきないい歌です。冒頭にこんなフレーズがあります。訳は意訳です。
One love, one heart
(一つの愛 一つの心)
Let's get together and feel all right
(みんなで力を合わせればきっと上手くいく)
▼互いの良さを認め合い、協力し合って大きな事を成し遂げられる、4年生の子供たちにはそんな人になって欲しいと願っています。学級の実態からも改めてこの思いを強くしました。この歌詞にある姿が一年後の着地点です。
追伸
すでに若葉小の四年生の保護者の方でこのブログを見つけられた方がいるようです。そう子供が申しておりました。初めてお会いするのは参観日になりますが、コメントなど、どうぞ気軽に残してください。
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