2012年11月17日土曜日

国語 つなぎ言葉


国語で「つなぎ言葉」を学習しました。
順接と逆説についてです。
子どもが振り返りの中で「つなぎ言葉」について詳しく説明してくれています。

今日は、国語で順接、逆接の意味を勉強しました。たとえば、順接は、「ので」「ために」を使う。
・天気がよかったので、外で遊んだ。
・ぜんそくなので、走るとせきが出る。
 逆接は、「が」とか「のに」を使います。
・女子の方が多いのに、男子の発言の方が多い。
・雨が降っているのに、外で遊んだ。
・今日の体育の時に、けろうとしたのに、空振りが多かったので、命中させようとしたら、けることができました。
・ボールをけることが楽しいので。もっとやりたくなりました。(M)

授業で説明をして、じゃあ使ってみようと短文づくりをしました。
授業の終わりには短文から、もう少し長く書く練習につなげました。

●中休みにコンピュータ室に行きました。前に十五級をクリアしたので、十四級に挑戦できるようになった。十四級に挑戦したが負けた。だから、昨日、三十級からもう一度やってみた。二度目なので、少し打つのが速くなった。だけど、また十四級の挑戦で負けてしまった。(O)

●昨日、ゲームのソフトを買ってもらった。ただし、PSPを持っていない。つまり、ゲームで遊べない。しかし、PSPを借りた。つまり、PSPで遊べる。ただし、やりすぎはいけません。さらに、借り物なので、持ち出しはいけません。こわしたら、後がないので、大切にしましょう。(M)

●今日は、遊びに行こうか、それとも家にいようか。Kちゃんに聞こうか、それともHちゃんに聞いてみようか。それとも二人に聞いてみようか。ただし、雨が降ったら遊べない。しかも、遊べたとしても、四時三十分までだ。時間が少ない。もっと遊びたい。それにしても二人は、何時まで遊べるのだろう。(A)

短文を書いて、終わりではなく、実際にそれを意図的に使う作文まで書かせることで、定着をねらっています。
これを2時間の指導時間のそれぞれで取り組みました。

そして、金曜日、総合の時間に映画を見せた後の感想文で、つなぎ言葉をしっかりと入れられるようになっている子がとても増えていました。



●ぼくは、映画でホッキョクグマを見ました。ホッキョクグマは2030年には、ぜつめつすると言っていました。
 ぼくはぜつめつしないようにするにはどうしたらよいかと考えました。
 そしたら、ぼくはひらめきました。未来には、ぜったいに死なない薬があるかもしれません。もし、あるなら、ホッキョクグマに食べさせてほしいです。(S)

●今日は映画を見て動物がかわいそうだと思いました。動物のためにぼくができることを考えました。
 ホッキョクグマにできることは氷を溶けなくさせたいです。あと肉を持っていってあげたいです。せめて、肉くらいはあげたいです。
 象には暗いところでも見える眼鏡をあげたいです。そして、なんでもいいから食べ物をあげたいです。
 オオカミもおなかがへっているので、肉の山を作ってやりたいです。
 ぼくは映画を見て、もっと食べ物を大切にしたいと思いました。動物は動物を食べているから、そういうことがあるから食べ物を大切にしたいです。(K)

●今日、3,4,5時間目に映画を見ました。私は思ったことが2つあります。
 1つ目は、ホッキョクグマがえさをとる時は命がけとわかりました。なぜなら、セイウチを捕まえようとしたときに、メスのセイウチが子どもを守っていて、ホッキョクグマが子どものセイウチをねらったらかじられたり、アタックされたりして捕まえにくかったからです。
 2つ目は、ホッキョクグマの子どものことです。さっきのセイウチのことと少し似ているところがあります。ホッキョクグマが歩いているとき、子どもをかまったり、食べ物をあげたりがセイウチと同じだと思いました。
 このように、子どもを育てる動物はほとんど同じだということを学びました。(H)


●今日、映画を見て思ったことが2つあります。
 1つ目は私にできることを一生懸命やろうということです。私にできることは、排気ガスをへらすことです。だから、お父さんやお母さんに、習い事の送り迎えは自分で行くようにしたいです。小さなことから少しずつがんばって、地球温暖化を少しでもなくしたいです。
 2つ目は、今起きていることを知ることです。今起きていることがわかれば、命の大切さやシロクマなどのためにできることを見つけられるからです。
 これから、自分にできることを見つけて一生懸命、取り組みたいです。(M)




指導前、つなぎ言葉を入れる子はいても2,3人でした。
しかし、今回はほとんどの子が適切に接続詞、接続助詞を使っていました。
こんな風に学習したことがうまくつながっている手ごたえがあると、指導する側としてはうれしいものです。
また、この姿を子どもたちに返すことでさらに大事さだとか、使い方を理解してほしいと思っています。


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