■算数の時間のこと
割り算の筆算の学習に入り、毎時間、ノートに筆算の練習をさせています。体育のように鉛筆を動かし、計算練習の毎日です。割り算の筆算はとっても大事です。結構できるようになってきたと感じていますが、どうでしょう。さて、計算を速くするだけでなく、ノートをきれいに書くことも今年の大事な目当てです。子供たちの間を見て回っていると気になる子を発見しました。
「H君、計算が速いのはいいけど、マス目に数字をおさめなさい。」
「は〜い。」
「あれ、このノート、左側空いているよ。ここもったいないじゃん。」
ノートに左側に二つくらい筆算が書かれていてそこから先は真っ白です。この時間の課題は右側を使っているので、ちょっと勿体無いなあと思いました。
「あ、そこは後で計算練習をします。」
「う〜ん、ホントに?」
怪しいなあ。ノートを早く使いきろうとしているのでは???
などと思ったものの、彼の言葉をとりあえず信じて授業を進めました。
さて、授業が終わり、彼が自分のところへノートを持ってきました。
「先生、計算練習しました。◯をつけてください。」
「あ、わかった。じゃあ、先生の机の上に置いておいてくれる。」
「は〜い。」
さてさて、ノートを開くとさっきまで真っ白だったノートに計算練習がびっしり。
やるじゃないかH君!自分で言ったからには、きっちりやり遂げるのがカッコイイです。
ちなみに、文句や理屈を言わずに、黙ってなすべきことを実行することを不言実行(ふげんじっこう)と言います。
これもまた、カッコイイ姿です。4年1組だと誰でしょう…。
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