2012年1月20日金曜日

おぉ~!と思ったこと

音楽の時間にリコーダーの練習をしていて、楽譜を見ずに曲を演奏していた男の子tがいました。
私「お!すごいね。暗譜しているの?」
子「うん。先生が覚えてしまえばいいっていってたから、寝る前にやったらできたんだ。」

その後、新しい曲を習って。
私「お!すぐに吹けるようになったね。すごい!」
子「冬休みに、母さんがリコーダーやれってうるさかったから(笑)」

この子、去年の夏頃はリコーダーがほとんどできませんでした。
ちょっとやって難しいからと、練習を全くやらなかったからです。
学芸会でリコーダーをやらねばならず、そこから練習をしだすと指が動くようになって、おもしろくなったようです。
まだ、右手を使う曲は時間がかかりますが、去年とは雲泥の差!
おぉ~!って感じです。



もう一つ。
昼休みのこと。
この日は体育館が使える日です。
給食の片付けがほぼ終わった12時45分ころ、遊び係が黒板前に出てきました。
係「今日、何をして遊びたいかを決めます。何がいいですか?」
子「逃走中!」
子「こおり鬼!」
子「座り鬼!」

自分たちで遊びを決めていきます。
係「じゃあ、鬼をやりたい人」
子「は~い」
係「じゃあ、ジャンケンするから前に出てください。」

以前までは、自分たちで遊びをなかなか決められず、間に教師が入っていたのですが、
最近では、どんどん自分たちで遊びを決めて、みんなで遊ぶことができています。
教師が入って遊ぶのはもちろん大切ですが、子供たちでルールを決めて仲良く遊べるのも大事だと思っています。
自分の学級での最終目標は教師がいなくても一日がしっかりと動くようになることなので。



関連して一日の終りに、こんなことも。
この日の最後の授業は体育でスキー。
少し早めに6時間目を終わらせて、片付けをさせていました。
私は一番最後の子が校舎へ入るのを見届けてから教室へ戻りました。
すると、数名の子供たちがニヤニヤしながら集まってきます。
子「お~い、集合」
私「?」
子「先生、掃除終わりました。」
私「へ?」
子「みんなが来る前に、早く来たぼくたちで、机を下げて掃除を終わらせました。

言われてみると、黒板も床もきれいになっていますし、机も整頓されています。
どうやら、時間に余裕があることを知って、掃除をしてしまおう、ということになったようです。
「これやったらいいんじゃない」みたいなことを「よし、やろう!」とわっと取り組めるパワーに驚きました。

子供たちが自分たちのクラスをよくするために自分で動く姿に「おぉ~!」と思いました。
たのもしい子供たちに育ってきたように感じています。

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