1、 田おこし、代かきは水曜日に延期
▼先週の金曜日、田おこしを予定していましたが、雨が降ってしまいました。子供たちの健康のことも考えて延期としました。
▼田おこしと肥料散布に来ていただいた石狩農業改良普及センターの方に教室で今後の米作りのスケジュールを説明していただき、子供たちの質問に答えていただきました。
▼作業が延期になったので、翌週に予定していた道徳を前倒しして行うことにしました。
2、 まほうのことば
▼価値観や生活スタイルが多様化する現代社会を生きる子供たちには主体的に、力強く生きていく能力や社会性が求められています。とりわけ、対人関係能力やコミュニケーション能力の育成は重要な課題です。
▼小学校全体を見通したとき、四年生という学年は集団としての力を高めるために最も大切な学年です。対人関係の部分で円滑な関係を形成したり、維持したりについて、日常指導と合わせて、道徳や学級活動の時間を使い、計画的に適切な表現の仕方や具体的な行動を学習させようと考えています。
▼前置きが少々長くなりましたが、今回実施した道徳の学習にはこのような社会性を身につけさせる意図があります。
▼さて、金曜日の道徳では「友達への言葉のかけ方」について学びました。自己中心的な傾向のある子供にとって、友達の気持ちを考えて言葉かけをしていくことは容易ではありません。そこで、「ことばのまほう」という読み物資料の中の子供の気持ちの変化を考えさせることで、相手の気持ちを考えた言葉かけの必要性に気づかせ、また、言葉による気持ちの変化が体にも影響を与えることに気づかせようと考えました。
▼学習は資料を読み取ったり、自分だったらどんな言葉をかけるかを考えたりしながら進めました。自分なりの言葉かけは実際の場面を想定したロールプレイで行いました。前に出て演じてくれた子供たちはどの子もよく考えた言葉かけが出来ていました。終わりに、これまでの自分を振り返り、今後の生活にどのように生かせそうかを考えさせました。
▼感想を読むとどの子も真剣に考えていた様子がうかがえました。
◆こういうことがあったら、助けてあげないとかわいそう。だから、助けてあげる。(Y)
◆もし、そういう人がいたら、やさしく大丈夫って、言って、保健室に連れて行きます。(M)
◆今まで優しい言葉をかけられなかったけど、今度から優しい言葉をかけるようにします。幼稚園のころにもどります。(T)
◆このまほうのことばを見て、思いました。誰かが、お腹がいたいときがあったら、優しく声をかけてあげたいと思いました。(I)
◆今までは無視してきたけど、今度からそういう言葉をかけたいと思います。(Y)
◆実際にお腹がいたい人がいたら助けてあげたいです。かずや君みたいな真っ黒な心を持っている人になりたくないです。(O)
◆本当に誰かが苦しそうだったら一緒に保健室に行ってあげて元気になるといいです。言葉で相手が元気になればいいです。(K)
◆昔、自分の態度は悪かったけど、今度はやさしく声をかけてあげたいと思います。(S)
◆かずやくんがちょっとひどいなーと思いました。でも、あやちゃんはすっごくあたたかいようなそんな感じがしました。(H)
◆今まではマイナス発言ばかりだったけど、これからはそういう発言がないようにする。(N)
◆みんなのを見て、前の自分と比べてみると、もうちょっと声をかけてあげた方がいいかな、と思いました。本当にいたそうだったら、早く気づいてあげたいと思います。(T)
参考資料
「実践!ソーシャルスキル教育」 佐藤正二・相川充編 (図書文化)
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