2009年12月8日火曜日

道徳「わたしのいもうと」

1、道徳「わたしのいもうと」
▼先週の道徳の授業で松谷みよ子さんの「わたしのいもうと」を取り上げました。いじめにあい生きる力を失った女の子の話です。
▼子供たちに読み聞かせをした後、感想を書かせました。
▼今の世の中、子供たちがいのちや他人の尊厳を軽んずる情報に接することも少なくありません。子供たちに、いのちが何物にもかえられない大切なものであるということ。そして、いじめはその大切な命を削る恐ろしい行為だということを知らせたいと考え授業しました。
▼「わたしのいもうと」は明確なメッセージをもった本です。この本が何をうったえているのか。また、教師がこの本を取り上げた意図は何か。子供たちはきっとすぐに分かったことでしょう。ただ、「わかったかどうか」と、日々の生活で「できるかどうか」は別物です。善悪の判断、場をわきまえた振る舞い、自分の言動のコントロールがしっかりとできるようになってほしいと思っています。何度も何度も繰り返して伝えていかねばならないと考えています。
▼ご家庭でも何かの機会に話題にしてみて下さい。「わたしのいもうと」の絵本は教室においてあります。授業後、早速、手にとって読んでいる子がいました。

◆女の子が、転校したときにいつもいじめられて、その女の子はずっと苦しかっただろうなと私は思いました。でも、その女の子はみんなと勉強したり、遊んだりできなかったから、かわいそうだと私は思いました。(M)
◆私は、いじめをとても悪いことだと思います。なぜなら、いじめをしている人は、気付かないかもしれませんが、されている人はとても悲しいだけじゃありません。苦しいのです。ひとりぼっちになることは一番悲しいことです。そんないじめはひどい時は誰にも言えないで、一人で苦しんでいるしかありません。そのようないじめはお母さんやお父さんたちも悲しいことですよね。一日なら、我慢できても、一週間、二週間もやられつづけるなんてどんなに苦しいことでしょう。私はいじめを見たら積極的にやめさせようと思います。(T)
◆小さないじめが命という大きなものにつながるんだなあと思いました。(N)
◆私は、私のいもうとの本を読んだとき、「このクサイブタ」のところがとてもかわいそうに思いました。私が、もし、いじめられていたら、いじめホットラインに、すぐに電話しています。あと、いじめられている人を見かけたら、止めに入ろうと思います。いや、ぜったいに止めます。(H)

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

先生、子供たちの心に、良い緑の種を撒いて下さい。彼らと、地球のより良き未来の為に。