メモ
今年、久しぶりに6年生の社会科を教えていて感じたこと。
子供たちはこちらが思っている以上にキーワードが拾えないということです。
これは決して子供がダメだと言っているのではありません。
そもそも初めて触れる内容に対して何が大事なのかなんか分かるわけがないです。
例えば、専門外の書籍を渡されたとします(建築とか医療とか何でもいいです)。
「このページのキーワードは何ですか?」とたずねられたって、そもそも書かれている内容さえ理解できないような状況で、何が大事かなんて分かるはずがありません。
子供たちにとって、教科書の記述だって同じようなものなのではないでしょうか。
教師にとっては「当然」と思われる言葉だって、子供たちにとっては全く「未知」の存在です。
幹なのか、枝葉なのか、判断のしようがありません。
ですから、まずは「何がキーワードになるのか」ということも教えてやること。
そして、キーワードを中心に考えていくと内容が理解しやすくなる、という成功体験をたくさん積ませていくこと。
この繰り返しが大事だと思いました。
2学期に入り、子供たちの教科書にひかれたアンダーラインが実に的確になっているのを見て考えたことでした。