2015年12月30日水曜日

初等教育資料 平成28年1月号のこと

昨日、初等教育資料が届きました。
特集1が「低学年の子供の発達と教育活動」です。
早速頁を開くと最初に目に入ってきたのが嶋野道弘先生。
とてもあたたかで心地の良い文章でした。
あらためて生活科の良さや大切さを考えさせられました。

・生活科における活動は日常生活とつながっていることが大切
・日常生活において必ずしも意識されていない知的な活動を自覚化する
・低学年の子供の学習は情緒的な体験を伴って成立している
・体験とは、能動的な活動と、諸感覚による感受と、情緒の集積である
・働く地域の大人との交流は、社会への扉であり、夢や憧れをもつ機会でもある

生活科についての文章でしたが、いくつか取り出したところなんか、他の学年でも大事にしたい考え方だと思います。
今年度、自分が担外にいて、1年から6年まで見ているので余計にそう思うのかも知れません。
いつか実践に生かしたいと思いながらメモをいくつもとりました。

2015年12月29日火曜日

デジカメのこと

 修理に出していたデジカメが戻りました。クールピクスP310(写真がそれ)です。さすがに快適!修理に出して良かったです。実は、ここまでには紆余曲折がありました…(涙)。


 このデジカメは主に学校用として使っていました。かなり前にバッテリーの蓋のとこのツメが折れて以来、きちんと蓋が閉まらず、使用中に不意にシャッターがおりなくなることがありました。(どうもこのツメの折れやすさはかなりの数のユーザーを悩ませてるようです)
 だましだまし使っていたものの、11月に入ってさすがに使えないレベルになってきたので(強く押さえないと蓋が浮いて電源が入らない)、どうしようかと悩みました。選択肢は二つで、一つが修理。もう一つが新しいコンデジを買うことです。
 新しいものを買うと言ってもそんなに高い物は買えません(機能的にもそんなに高級なものは必要ないです)。修理に出すと1万2000円ほどかかります。悩んだ結果、安いデジカメを購入することにしました(新しいのが欲しいと言う欲も若干ありました(笑))。
 安いと言っても最近のは性能がいいだろう、と思っていましたが、これが間違いでした(欲を出しちゃダメです…)。買ったのは某有名メーカーので、それなりに評判も良かったやつなのですが、今まで普通に撮れていたシチュエーションで思い通りに撮れません(ぶれたり、写真が暗かったり)。
 このストレスフルな状況に耐えられず、結局、修理を依頼しました。本体にもゆがみが出ていたようで、前側カバーを取り替えるということです。結構な大事だったのだと思いつつ、戻りを待っていました。
 で、もどったのが写真のカメラ。さすがに快適!蓋もしっかり閉まるし、何より思ったように撮れることが素晴らしい。レンズの明るさでこんなに違うのか、と再確認しています。
 せっかく修理したデジカメです。大事にしようと思います。

2015年12月26日土曜日

牛角フィロソフィー

 焼肉チェーン牛角の「牛角フィロソフィー」に共感しました。
「情熱を持って」「誰にも負けない努力」「常に最高の結果を求める」などの10の項目があるのですが、その一番最初に掲げられているのが「誠実である」の言葉です。
 こういうのって、ともすると前のめりで押しつけがましいものになりがちですが、「誠実」が最初に来ると相手への思いやりの心を第一に考えられるような気がします。
 学級目標でも一緒な気がしています。一人一人に力を伸ばすことや学級として高まることはもちろんですが、他人の喜びを自分のものとできるような「利他」の心を育てたいなと思います。個人的にはこれが第一に来ます。
 あともう一つ、大事な言葉だなと思ったのが「謙虚にして驕らず」です。うまく行ってる時ほど必要な言葉だと思いました。
 牛角いいね。年末年始のどこかで行こう。

2015年12月10日木曜日

ノートの中のイラスト(+吹き出し)の効果

 子どものノートを点検していてイラストの効果について考えさせられました。
 課題は見開きで単元の学習(自動車工業)をノートにまとめることです。
学習した中から大事なポイントを整理すること(それを考えること)が目的です。中身さえしっかりと入っていれば合格です。
 そんな中、内容についての驚きや感想をちょっとしたイラストに吹き出しをつけて書いている子がたくさんいます。
 パッと見て面白くていいなとか。アイキャッチの効果があるなとか思っていました。
 でも、それ以上に、その時の自分(子どもたち自身)の感情とセットでノートを作っていくことで、より記憶に残すことができるのではないか、と考えさせられました。
 普段の生活の中でも「うれしい」「楽しい」「悲しい」「怒っている」などの感情とセットになった出来事は記憶によく残っています。
 学習もそれと一緒で感情とセットになることで、より確かに定着するものじゃないかなと。それにイラストと吹き出しのコメント(その子自身の感じていること)が効果的なんじゃないかと。そういうことを考えさせてくれた子どもたちの社会科のノートに感謝です。



2015年12月6日日曜日

トンネルで

 家に帰った二人は「トンネル」で秘密基地作り。子供は狭いところや隠れ家が大好き。自分たちでいろいろ設定を考えて遊んでいます。昨日の設定は「お城」だそうです。
 僕が入ってイタズラをしたら「いやー、やめて!」と怒られ、「ガチャン」と鍵をかけられて(真似ですが)しまいました。
 怒っている彼らよりも鍵ときたことにビックリ。いろいろ考えているんだなと感じました。イタズラはほどほどにすることにします。鍵で閉め出されるので。(笑)


長男の発表会

 昨日は、長男の保育園の学習発表会でした。去年はピクリともせず。今年の運動会も「オレは踊らない。」そう宣言し、実行。
発表会についても「歌わない。」「踊らない。」そんな風に言ってました。
 金曜日に二女の個人懇談だったのですが、担任の先生とも二女の話もそこそこにフリーズする長男の話を。
「ビデオ持っていっても静止画しかとれなそう何ですよね。」
「いやいや、うちもそうだったから、本番でなんとかなるかも知れませんよ。」
 さて、本番。どうかな~と思っていましたが、歌ってました!(おどりはびみょーでしたが)保育園の行き帰りに歌の練習をしたり、家で二女と歌ったり、少しずつ慣らしてきた成果がでました。踊りまではたどり着けませんでしたが。(苦笑)



 上の二人ではまったく考えなかった苦労です。兄弟でもみんな違うものです。せっかく動いたので、DVDにしておじいちゃんたちに送ろうと思います。

2015年12月5日土曜日

男の子は美人が好き

 うちの長男のことです。
 3歳の息子は歯医者に通っています。3歳で虫歯を作ってしまって親としては失敗したとかなり後悔しているわけなのですが、そうは言っても放置できません。
 当たり前ですが、はじめて歯医者に行ったときも「嫌だ」と口を開けることはもちろん、診察台に乗ることも拒否しました。「道具で遊びながら徐々に慣らしましょう」そんなことを先生とは話していました。
 二女の時も一か月くらい練習期間があったので、「しょうがないか…」と諦めていた2回目。なんと、彼は口を大きく開け、きちんと診察を受けてくれたのです。その理由は…。
 美人の歯科衛生士さんが担当になったから!「口を開けられるかな?」「はい!」前回とは明らかに異なる態度です。そうそう、キミは男の子だったね。美しい人には弱いよね。お父さんは、わかるよ。そんなことを思ったのでした。
 昨日、歯医者の日だったのですが、担当がそのお姉さんだったので、ふと思い出しました。もちろん、昨日もとってもいい子で治療を受けています。本人にそのことを言うと照れるようになったので黙っていますが(笑)。

授業中のメモについて(社会科)

 五年生との工業の学習も残りわずかとなりました。昨日は、「今、どんな自動車が求められているか」を考える授業です。乗る人のことを考えたり、環境への負荷を減らすことを考えたりした工夫が取り入れられていることを授業しました。
 ほぼ全ての子が教科書を読んでくる(予習として)ようになりましたし、ノートにもたくさんの気付きをメモできるようになりました。もう思い残すことはありません(笑)。
 昨日の授業で書かせたまとめをチェックしているときに目に留まったメモが写真です。



 授業中に何気なく話しているけど、実は大事なポイントをさっとノートに書き留めています。こういう力(それをしようとする態度)が実は大事だと思います。ここってポイントだよ、そんなことも授業で伝えたいですね。教科内容はもちろん、学び方も指導したいと考えています。


2015年12月4日金曜日

ICT活用のこと(書画カメラ用の「書きこみシート」)

 学校で教育同人社の「書きこみシート」を買ってもらいました。「こんなのあるんですよね。使いやすそうなんですけど。」そんな話をすると、「いいですよ。買いましょう!」即決してくれるうちに事務の先生(佐○さん)!うちの学校がもっているのはあなたのお陰です!!
 TTで入った時などに早速、使っている先生方を見て、自分も使いたいなと思っていました。
 そこで、今週、6年生の補欠に入るチャンスがあったので、使ってみました。写真は図工です。
 板書でも説明した彫りについて、児童の版画版を「書きこみシート」に挟み、ホワイトボードマーカーで矢印を書きこみます。
黒板で説明していることを実物で示すことでより伝わるのではと考えました。書画カメラの機能を使えば、静止画をテレビに残すこともできます。作業中に確認ができるのがいいなと思いました。
 教室のICT機器で最も使いやすいのが書画カメラです。ボタンひとつでサッと使えるのがいいところです。これまでも透明のシートをかぶせるなどして同様のことができるように工夫している先生もいました。それを全教室ですぐ使えるように準備しておくことでさらに活用が進むんじゃないかと思っています。
 昨日は事務の先生にお願いしていたイレーザー付きのホワイトボード用マーカー(赤(文字や数字が書きやすい細いやつ)・青・黒)も届いたので、全学級に配りました。わざわざ探さなくても常時ある、というのが活用を促進するポイントだと思います。しかもイレーザー付きが便利!さすが佐○さん!

追伸
 さらに、このシートは鉛筆や赤鉛筆でも書けるという利点が!どんどん使って、子供たちにわかりやすい授業ができるといいなと思います。「子供のため」というのが最も大切な視点です。


2015年12月3日木曜日

逃げるもんね


夕食後のお絵かき遊びの写真です。
丸いのは下の子(3歳)が描いた魚だそうです。
かわいいのかくな、と思いました。
じゃあ、と私が描いたのがヘビ。
「食べちゃうぞ~」とやってたら、隣でケーキを描いていた真ん中(6歳)が「逃げるもんね~」と「→」を描き足してました。
面白いこと考えるなと思いました。
あ、「★」はヒトデです。

授業公開月間の様子から

 昨日、授業公開をしていた担任のことです。授業はテンポもよく、一時間で子どもの変容が確かにみられるよいものでした。
 授業の終りに確認した問題にも全ての子どもが正答を答えられていました。でも、本人は満足していないみたいです。
 授業は3年生の分母の同じ分数の加法の場面です。具体物をイメージさせるような問題提示から面積図を使った問題解決を行い、計算の仕方を学ばせた授業でした。子供たちは一時間、しっかりと考え、活動し、すごくいい授業でした。
 しかし、授業者本人は、全員に単位分数のイメージを理解させられていたか、という点でもっと方法があったのではないかとふり返っていました。こういうことを考えられるかどうかが、実は、授業作りのセンスの分かれ目になるのではないかと思います。
 内容だけを見ると分母は足さずに分子だけを足し算する学習です。とっても簡単に見えますし、「これはこうするんだよ。」と教師が説明してしまえば、全員ができるようになるでしょう。(時間がないときはそんなこと、してしまいがちです…)
 ですが、ここで分母が何を意味しているのかを理解させ、だから足さないんだというところまで気づかせることができれば、異分母の足し算で通分する意味(単位分数をそろえる)がもっとわかるようになるのではと思います。そのために何が必要か(具体物かコンテンツか)を考えることができるかどうかが結構、大事なポイントだと思います。
 一時間でどれだけ効率的に指導するかだけを考える教師と、教科内容を意味をとらえて、本質に迫らせようと考える教師とでは短期的には変わらないように見えても、長期的には大きく差が開くように感じます。これは、指導された子供たちも、指導する教師自身もです。
 とは言っても、限られた時間で何時間も教材研究をするなんて現実的ではありません。ただし、単元を見通して一時間一時間の授業を作る、ただそれだけでも大きく見え方が変わるのではないかと思います。単元の目標があって、本時の目標は何か。そんなことを考えていくと、自然と本質が見えてくるのではないかな、などと考えています。(見えないときもあるか…)
 余談ですが、ここで触れた担任は、公開しない前時の授業も略案をつくっていたみたいです。今年、市教研の生活科部会で授業をした隣の学校の先生も本時だけでなく、全ての時間の流しをきちんと考えていました。詳細なものまでなくても、やっぱり全体を見ることを意識する人は授業が違うと思います。
 授業できるって、いいなと思う寂しい担外でした。