2015年11月28日土曜日

授業作りについて(授業中の課題や発問のこと)

現在、校内で進行中の全員公開授業について、前半戦が終了したところで教頭と話していた中身。

(1)「課題」とまとめに整合性はあるか
 略案を作っているものの、「課題」と「まとめ」にズレの見られる授業が…。
 「課題」と「まとめ」は、提示しさえすれば良いものではなくて、そこには一時間の授業を貫く流れが必要。

(2)課題の言葉は十分に吟味されているか
 課題の中にある「~考えよう」「~調べよう」は本時の流れを考えて適切に使い分けられているか。本時で子供たちにどのような学習活動をさせるかを考えて課題を設定するべき。
 「~考えよう。」→~はこうだ。(こうなる。)
 対象について作業を行ったり、思考を巡らせたりした結果、一つの解に落ち着く。
 「~調べよう。」→様々なパターンを調べた結果を基に、一般化する。
 対象について複数のアプローチが可能であり、それらを俯瞰することで一般化ができる。

(3)授業中の指導言について
 授業中の教師の指導言を整理すると良いのではないか。(削ったり、最適化ができる)

 そんなことを職員室に戻った後、話しています。でも、これって教頭と自分とが話していてもあんまり広がりがなくて、放課後に担任の先生たちと(ああ、この言い方、自分が担外慣れしてきた感じがして切ない…)、こういうことを話せる時間が必要な気がする。来週の研修日後とかか!?月曜日の某部長と相談かな。

2015年11月27日金曜日

社会科の授業作り2


社会科が嫌になってくる原因は意味のわからなさ、だと思います。
昨日、算数のTTに入っていて、ある学年で授業の途中から手がぱったり止まった子がいました。
それまでは発表したり、書き込みしたりと熱心に参加していたので、なぜかなと思って近くに行くと、少し難しい問題にさしかかったところで躓いてしまったようでした。
「わからなさ」がブレーキになる子は少なくありません。
社会科に話をもどすと、社会科嫌いの子の多くは「言葉の意味のわからなさ」で社会科嫌いになっているように見えます。
だからこそ、言葉の意味づけを注意深く行わなければなりません。
自分がカンペキに出来ているとは思いませんが、そこを意識しているか、していないか(知っているか、知らないか)で授業のわかりやすさは随分と変わってくるのではないかと思っています。
ピラミッドチャートの橫に子どもがメモしたカレーの例が適切だったかどうかはわかりませんが(苦笑)。
少なくとも完成品を作る自動車工場、そのための部品を作る関連工場のイメージは伝わったかなと思っています。

社会科の授業について1

担外なので授業をする機会は補欠に入ったときくらいな寂しい毎日ですが、五年生で工業の学習をさせてもらっています。
頼んで単元を一つ指導させてもらっています。
五年生の社会科って、実はとても面白いと思っています。
産業の学習は自分たちの生活にもかなり深く関わる部分ですから。
授業は特別な教材を用意するのではなく、普通に教科書を使っていかに教えるかを考えながら行っています。
基本の構成はこうです。
1,本時に関して今もっている知識を確認する。
2,教科書や資料などから情報を集める。
3,表現をさせたり、思考ツールを使ったりして蓄積した情報を整理・分析する。
4,まとめを自分で考えさせて(キーワードは出します)、授業内容の理解度を確かめる。
どうやったら子どもたちの頭の中が活性化するかを考えながら授業を準備しています。