2009年12月13日日曜日

昨日

学校でヴァイオリニストの葉加瀬太郎さんをお招きしての特別授業がありました。
ドコモ主催のみんなの特別授業での実施です。
http://docomo-kids.info/lesson/pc/teacher/teacher1.html

この開催を知ったのは今年の春頃。
子供たちが間近で世界的に有名なヴァイオリニストである葉加瀬太郎さんの演奏と指導を受けられるということ。
そして、今年度で閉校する学校で今まで一緒に様々な活動を行ってきた子供たちに、合奏を通してみんなで一つの思い出を作り上げる楽しさ、素晴らしさを感じて欲しいということ。
以上の理由から校長先生、教頭先生、担当学年担任で相談し、応募を決めました。
開催が決まってからは、学習発表会、閉校式典の合間をぬって音楽の時間に練習に取り組み、本番を迎えました。

本番の授業では葉加瀬太郎先生の指導によって、どんどん変化していく子供たちの表情と演奏が印象的でした。
葉加瀬先生はさすが世界的な演奏家です。
一つ一つの楽器について、実に具体的で的確な助言をされます。
また、その言葉も子供たちに寄り添うような、やさしく、イメージしやすい言葉を投げかけられます。
教師側もたくさん、勉強させられました。
質問コーナーでは子供たちからのどんな質問にも笑顔でユーモアを交えてお答えいただきました。
質問をした全ての子供たち、その場にいた全員にとって本当に楽しい時間でした。
発表会では子供たちと一緒に素晴らしい合奏、そして独奏。
一緒に演奏をし、すぐ側で素晴らしい演奏を聴ける子供たちは本当に幸せです!

肝心の子供たちの演奏ですが、とっても感動的でした。
練習の時から見ていたので、授業による子供たちの成長には本当に驚きです。

全てのプログラムが終わったのが16時30分。
長時間、集中して授業を受けていたので疲れているはずなのですが、子供たちの表情はどの学年も一様ににこやかです。
充実した素晴らしい時間を過ごすことができたからでしょうね。
本物から受ける最高の刺激を体一杯に感じ、どの子もとっても満足そうな3時間でした。


閉校の年に今の若葉小学校のメンバーで一つの音を作り上げたこと、大きな大きな思い出になると思います。
葉加瀬太郎先生、マチェック先生、スタッフのみなさん、本当に有り難うございました。

2009年12月12日土曜日

今日

今日、学校でとても楽しみなイベントがあります。
子供たちにとって一生の思い出になるでしょう!!
練習や会場設営もバッチリです。
あとは本番を待つばかり。

http://docomo-kids.info/lesson/pc/teacher/teacher1.html


追伸
今回の授業の実現には、本当にたくさんの人たちの協力がありました。
練習や物品の手配、会場設営などなど。
心から感謝しています。
そして、たくさんの人たちに支えられて素晴らしい経験ができる子供たちは本当に幸せです。

2009年12月8日火曜日

道徳「わたしのいもうと」

1、道徳「わたしのいもうと」
▼先週の道徳の授業で松谷みよ子さんの「わたしのいもうと」を取り上げました。いじめにあい生きる力を失った女の子の話です。
▼子供たちに読み聞かせをした後、感想を書かせました。
▼今の世の中、子供たちがいのちや他人の尊厳を軽んずる情報に接することも少なくありません。子供たちに、いのちが何物にもかえられない大切なものであるということ。そして、いじめはその大切な命を削る恐ろしい行為だということを知らせたいと考え授業しました。
▼「わたしのいもうと」は明確なメッセージをもった本です。この本が何をうったえているのか。また、教師がこの本を取り上げた意図は何か。子供たちはきっとすぐに分かったことでしょう。ただ、「わかったかどうか」と、日々の生活で「できるかどうか」は別物です。善悪の判断、場をわきまえた振る舞い、自分の言動のコントロールがしっかりとできるようになってほしいと思っています。何度も何度も繰り返して伝えていかねばならないと考えています。
▼ご家庭でも何かの機会に話題にしてみて下さい。「わたしのいもうと」の絵本は教室においてあります。授業後、早速、手にとって読んでいる子がいました。

◆女の子が、転校したときにいつもいじめられて、その女の子はずっと苦しかっただろうなと私は思いました。でも、その女の子はみんなと勉強したり、遊んだりできなかったから、かわいそうだと私は思いました。(M)
◆私は、いじめをとても悪いことだと思います。なぜなら、いじめをしている人は、気付かないかもしれませんが、されている人はとても悲しいだけじゃありません。苦しいのです。ひとりぼっちになることは一番悲しいことです。そんないじめはひどい時は誰にも言えないで、一人で苦しんでいるしかありません。そのようないじめはお母さんやお父さんたちも悲しいことですよね。一日なら、我慢できても、一週間、二週間もやられつづけるなんてどんなに苦しいことでしょう。私はいじめを見たら積極的にやめさせようと思います。(T)
◆小さないじめが命という大きなものにつながるんだなあと思いました。(N)
◆私は、私のいもうとの本を読んだとき、「このクサイブタ」のところがとてもかわいそうに思いました。私が、もし、いじめられていたら、いじめホットラインに、すぐに電話しています。あと、いじめられている人を見かけたら、止めに入ろうと思います。いや、ぜったいに止めます。(H)

2009年12月6日日曜日

ユネスコスクール研修会

昨日、斜里町で行われたユネスコスクール研修会で事例発表をさせてもらいました。
ユネスコスクールについてはこちら↓
http://www.unesco-school.jp/
会場を出たのが三時少し前、帰宅したのが九時少し前です。
北海道は広いですね。

研修会では生振小のものを中心に一年間の世界寺子屋運動の活動がどのように進められているのかを子供たちの活動する姿を中心に紹介させていただきました。
短い時間でしたので、この活動の「楽しさ」をお伝えできたかどうかが甚だ不安ですが…。

また、発表の冒頭、作文を一つ紹介させてもらいました。
生振小で寺子屋運動の活動に取り組んでいた子どもが中学生になって書いた作文です。
ちょうど昨日(12月4日)、地元紙で第29回全国中学生人権作文コンテスト(法務省、全国人権擁護委員連合会主催)北海道大会の法務局長賞(最優秀賞)の作文が紹介されており、たまたまそのうちの一つが生振の卒業生(平成19年度卒業)のものでした。
卒業後も小学校での活動を覚えてくれていたこと、嬉しく思いました。
寺子屋運動の活動を通して学んだことが、子供たちの中に確かに残っているのだなあ、と感じました。
こんな子たちが作る未来はきっとステキでしょうね。