2008年9月22日月曜日

第15回教師力BRUSH-UPセミナーin札幌

◇◇◇第15回教師力BRUSH-UPセミナーin札幌◇◇◇

教師を取り巻く「子供」「保護者」「世論」が変わってきています。
その変わってきているものに対して、私たち教師が変わらずに対峙
していかなければならない側面もあれば、変わっていかなければな
らない部分もあるのではないでしょうか。
第15回教師力BRUSH-UPセミナーin札幌は、このような状況の中の
「教師の置かれている立場」にスポットをあて、そんな状況に対応
できる「教師力アップ」のためのセミナーです。共に学びましょう。


日 時:11月1日(土)9時25分より
場 所:白石区民センター
参加費:3000円 (学生は1500円)
主催:教師力BRUSH-UPセミナー
後援:北海道教育委員会・札幌市教育委員会
申込方法:下記アドレスの投稿フォームからお申込みください。
折り返し連絡いたします。
*3日たっても折り返しの連絡がない場合は、もう一度
お申込みください。
http://form1.fc2.com/form/?id=225111

9:15 受付
9:25 開会セレモニー
9:30~10:20 基調提案型セッション
事例で語る「いま、教師の置かれている立場」
提案1…大野睦仁(札幌市立厚別通小学校)/10分
「子どもの変容~モンスターチルドレンに対応する」
提案2…南山潤司(札幌市立南小学校)/10分
「保護者の変容~モンスターペアレンツに対応する」
提案3…森寛(札幌市立向陵中学校)/10分
「世論の変容~教師をとりまく今日的課題に対応する」
検討会/20分 司会…堀裕嗣(札幌市立上篠路中学校)

10:30~12:20
事例で考える「学級経営・授業運営3つのポイント」1
【分科会1】学級経営・生徒指導/3つのポイント
提案1…小学校~山口淳一(札幌市立藻岩北小学校)
提案2…中学校~對馬義幸(札幌市立西岡北中学校)
提案3…特別支援~桑原賢(美瑛町立美瑛中学校)
協議/司会…山本和彦(石狩市立生振小学校)
指定討論者…南山潤司/石川晋(広尾町立広尾中学校)
【分科会2】国語科・授業運営/3つのポイント
模擬授業1…小学校/斎藤佳太(登別市立青葉小学校)
模擬授業2…中学校/友利真一(砂川市立砂川中学校)
模擬授業3…特別支援/梶倫之(幌延町立幌延小学校)
協議/司会…調整中
指定討論者…高橋正一(枝幸町立岡島小学校)/森寛
【分科会3】道徳・授業運営/3つのポイント
模擬授業1…小学校/小泉幸男(旭川市立東町小学校)
模擬授業2…中学校/山下幸(札幌市立上篠路中学校)
模擬授業3…特別支援/大野睦仁
協議/司会…藤原友和(函館市立戸井西小学校)
指定討論者…高橋裕章(札幌市立真駒内緑小学校)/堀裕嗣
13:15~15:30
事例で語る「学級経営・授業運営」2
【分科会1】モンスター・チルドレン/ペアレンツに対
応する3つのポイント
提案1…南山潤司
「いま、モンスター・チルドレン/ペアレンツはここ
まできている」
提案2…森寛/山下幸
「ロールプレイ・中学校型生徒指導AtoZ」
【分科会2】学校行事を楽しく華やかにする3つのポイント
提案1…高橋正一「学習発表会指導ワークショップ」
提案2…堀裕嗣「学校祭ステージ指導/演劇指導ワークショップ」
司会…對馬義幸
【分科会3】基礎的な授業技術を身につける3つのポイント
介入型模擬授業1…兒玉重嘉(札幌市立藻岩北小学校)
介入型模擬授業2…佐藤美貴(旭川市立陵雲小学校)
講師:藤原友和/山本和彦/大野睦仁/石川晋
15:45~16:45
シンポジウム「いま、教師の置かれている立場」
司会…堀裕嗣
シンポジスト…大野睦仁/南山潤司/梶倫之/森寛/石川晋
16:45 閉会セレモニー

2008年9月21日日曜日

稲刈り

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生振小学校4学年
 学年・学級通信
「onelove」
NO,65(08/09/22発行)
  発行人:山本和彦
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1 稲刈り

▼先週の金曜日には稲刈りがありました。当日は晴天のもと、全校縦割り班で楽しく活動に取り組みました。このところの雨の少なさもあって田んぼは換装しており、よごれる事もありませんでした。せっかく長靴を用意していただいたので、もう少し泥だらけでも良かったのですが。(笑)一二月のもちつき大会ではおいしいお餅が食べられそうです。▼また、当日は4年生取材班による稲刈りの取材も行いました。総合で行っている食プロジェクトの一環です。この日取材した中身はニュース番組に編集していきます。こちらもお楽しみに。


2 稲刈りの感想

▼教室に戻ってから稲刈りの感想文を書きました。今回は男子におもしろいものが多かったです。特に良かった四人を紹介します。
◆最初にぼくがイネを刈りました。ザッザッザ。さいしょはなれなくて速くできませんでした。でも、だんだんスゴイスピードでできるようになりました。その速さはまるでツバメくらいに感じました。イネを刈らないときは刈ったイネを持っていた。ぼくは1㎏くらいの量を持っていたように思えた。(K)

◆ザクザク。稲刈りが始まりました。ぼくはザクザクと切りました。ぼくはとても楽しかったです。まるで、遊んでいるように楽しかったです。次は大地君でした。その次は。虎太郎君。次はミミでした。みんなが水槽を見ています。ぼくも見たいと思います。のぞくと、カエルと魚とエビとミズカマキリがいました。ぼくは、さわってみたいと思いました。でも、さわれなかったです。帰る途中、皐太君がどっさりイネを持っていました。50こくらいありました。十二月のもちつき大会は、自分たちでついたたもちをいっぱい食べて、元気になりたいです。(S)

◆ザクザクザク。今日はイネを切りました。ぼくは、去年よりすらすらいきました。カマの刃がよくなったのかと思うぐらい、すらすらいけました。ぼくは手がつかれると、裕昂に交代して、イネを運びました。竹口さん、もちごめを世話してくれてありがとうございます。手伝ってくれた人たちもありがとございました。大人の人たちはつかれませんでしたか。つかれていたら、家で休んで下さい。(K)

◆ザッザッ。ぼくは稲を刈っている。今日は稲刈りだ。今年の稲は刈りやすい。まるでぬけやすい雑草のようだ。ザッザッ。一列目が刈り終わった。すると、草太が「一列せいはー!」ぼくも「一列せいはー!」ザッザッザッザッ。二列目も刈り終わった。ぼくは「二列目もせいはー!」草太も「二列目もせいはー!」そして、ぼくたちの仕事は終わった。(T)

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2008年9月13日土曜日

ボランティア体験学習の振り返りとして

1 ボランティア体験学習
▼総合的な学習の時間と道徳の時間でボランティアについて学習しました。▼先週の総合的な学習の時間では実際に車いすに乗ったり、目隠しして歩行したりといった障害を体験する活動と合わせて介助の体験活動を行いました。この学習のねらいは通信NO,59にも書きましたが自分たちの身の回りの環境を別の視点から振り返ることと障害のある方への理解を深めることにあります。普段何気なく過ごしている私たちの生活環境の中にも障害のある人にとっては「バリア」となる箇所があることに気づくことができたようです。感想からもそのことが窺えました。

■車いすに乗って怖かったことはマットの上に上ることです。なぜかというと、上ることが簡単にできなかったからです。ぼくは目隠し歩きをやって楽しかったことは、一つもありません。怖かったことは階段の段差が大きいことです。とても怖かったです。(S)
■私が車いすに乗ってみて、マットで歩くのは簡単だったけど、車いすで動くのは大変でした。私は目隠し歩きで言われて安心だったことは階段を歩くところでした。介助の人が手を手すりに置いてくれたことです。(K)
■車いすに乗ったときは、ちょっとした段差がのぼれませんでした。でも、介助の人が持ち上げてくれました。目隠しでぼくはすけて見えたけど、目が見えないとこわいと思います。(Y)


2 スーパービート版(乙武洋匡)
▼しかし、障害のある人への理解を深めるためにはこのような体験活動だけでは十分では無いと考えています。ちょうど今、北京ではパラリンピックが行われています。障害があっても私たち以上に素晴らしい力を発揮している方がたくさんいます。障害のある方々に対して単純に、「可哀想」「大変」と見るとらえ方には疑問があります。▼そこで、「五体不満足」などの著書で有名な乙武洋匡さんの小学校時代の水泳大会でのエピソードから、障害のある人にとってどのような態度で接することが本当にうれしいことなのかを考えてみました。


3 スーパービート板の授業感想文
▼授業は次のような流れで進めました。

①今までの体験から感じたことを話し合う。
②スーパービート板を読んで感じたことを話し合う。
 ・このお話は何の場面ですか。
 ・観客はどんな様子ですか。
 ・おばさんは何に泣いているのですか。
 ・友達はどんな様子ですか。
③乙武少年にとって、おばさんたちとクラスメイトどちらの反応が幸せですか。
④私たちは障害のある人にどう接していくべきなのでしょうか。また、何ができるのでしょうか。

▼障害があっても私たちと同じように普通の生活を送っている方はたくさんいます。そうした方々に対して私たちはどのように接していくべきなのか。可哀想、大変と接することがその人にとってうれしいことなのか。そんなことを考えさせたいと思いました。▼以下、授業の終わりに子供たちが書いた感想文の中から何人かを紹介します。

■障害のある人はすごく健康な人よりもがんばっていたりしていました。なので、すごいと思いました。目の見えない人などいろいろな傷害のある人には、かわいそうだけじゃなくて、やれることはやらせたり、できないことを手伝ったりしたいです。(k)
■乙武さんは障害を持っているけれど、こんなに色々なことをやりたいという強い気持ちを持っていました。そのことに感動しました。私は今度、障害を持っている人とお話してみたいです。(s)
■障害を持っている人もかわいそうと思われたらイヤなんだなと思いました。自分のできることは、自分でやりたい人もいるから、そこをもっと知りたいです。できないことがあったら私も手伝いたいです。(t)
■乙武さんの話を読んで、障害のある人はできないことが多いけど、その分、努力していることがわかりました。(o)
■私は一回、障害になりました。私は手や足が動かなくなりました。でも、リハビリしたら戻りました。乙武さんの生まれつき手と足が無いのは悲しいです。でも、水泳大会で1分57秒で泳ぎました。すごい記録でした。(k)

▼子供たちの感想の中に「お話ししてみたい」「会ってみたい」というものがありました。一緒の空間と時間を過ごすことで気づくことがたくさんあると思います。大事なことに気づいたなと感じています。そのような機会をぜひ作りたいと思っています。▼ご家庭でも何かの機会に話題にしていただければ幸いです。